ベストイレブン2020結果感想と2021年も川崎の年になる予感の理由

リーグ戦の結果からすれば順当だったのだろうけど、川崎から過去最多の9名がベストイレブン。優秀選手33名中13人が川崎からというのも11人の競技人数ということを考慮すれば異常。5人交代枠というところの影響が大きかったとは思う。

この中で嬉しかったのはどちらかというと地味な存在である山根視来選手と登里享平選手のベストイレブン受賞。2人には失礼なコメントになってしまうが、川崎以外では、優秀選手にも入る可能性が低かったと思う。もちろん、チームプレーが大事な競技では、個々の能力が評価のすべてではないが、本人達の力以上の結果を出せた原因は、今期の川崎の総合力の高さだったと思う。

そして2021年シーズン。9名の川崎ベストイレブンで何人がそのまま在席するのだろうか?というところが来季の成績に大きく影響するのは間違いない。国内移籍はよっぼど大金積まれない限りありえないし、コロナの影響を考えたら、国内チームが川崎から引き抜くのはあまり考えにくい。可能性があるのは、田中碧選手、三笘薫選手、守田英正選手の海外移籍。とはいえ、これもコロナの影響で、通常の年よりも、可能性が低くなるだろうし、海外ならどこでも良いということもないだろうとは思う。移籍があるとすれば夏以降かな?とは思う。海外という観点では、旗手怜央選手の海外移籍の可能性もあると思う。

もうひとつ、川崎の来季の成績がある程度上位予想ができる要因の1つが、今回のベストイレブンのポジション。至上最高得点をとったチームなのに、ベストイレブンは、GK、DF、MFの9名で、FWから選ばれてないという点。単純に守備の安定し、その点、ある程度、来季も計算できるはずで、大崩れしないことが予想できる。

逆に狙われポイントとしては、優秀選手には選ばれてない選手。具体的には、山村和也選手、長谷川達也選手、下田北斗選手、車屋紳太郎選手、齋藤学選手の去就。海外移籍はないだろうが、他チームであれば、スタメンを張れるメンバーなので、出場機会を求めて、国内移籍の可能性はあると思う。川崎からしたら、このメンバーが抜けたとすると、同等レベルもしくはそれ以上の選手を獲得するのは困難だし、仮に獲得できたとして、すぐに川崎にフィットできるとも思えないので、川崎包囲網をつくるなら、他のチームは、このあたりのメンバーの獲得を目指すのがよいかもしれない。

2020年12月16日 川崎vs浦和@等々力陸上競技場、2020年のフロンターレの崩し方

今年のフロンターレ、本当に穴が少ないチームでしたね。この試合も、浦和がPKで先制するも、後半たたみかけて、守田選手のJリーグ初得点、三笘選手の新人最多に並ぶヘディングでの得点、憲剛選手、小林悠選手の阿吽の呼吸のノールックでの川崎らしい得点での完勝。試合通して、浦和が勝てる要素は本当に少なく、順当な結果だったでしょう。

33節終わって、川崎は3敗。相手は、名古屋、札幌、大分。大分戦は早い段階での10人での戦いになったこともあり、あまり参考にはならないですが、名古屋・札幌については、戦い方に多少の共通点、兎に角前からプレッシャーというのがあったかと思います。

兎に角プレッシャーを欠け、ミスを誘って先制、その後、その1点を守るというのが現実的な川崎対策だと思います。うまく先制できなければ、体力削られるだけで後半持たないし、疲労が溜まれば、次節への影響もあるので、諸刃の剣という気もしますが、短期的に勝利するなら、その方法が現実的だったのが2020年だと言えるでしょう。

では、最終節で対戦する柏はどうでしょうか?前からプレッシャーに来るのか?うまくはめられるのか?残念ながら、オルンガ選手の守備では、おそらく難しいでしょう。実際、第4節で対戦したときには、オルンガ選手は全く機能せず、前半交代になっています。柏からすれば、コロナでの練習不足等を理由にしているかもしれませんが、それは、どのチームも同じ。その後の試合でも、オルンガ選手が守備で貢献しているところは、あまり目立って無いような気がします。(柏の試合を全部観ているわけではないですが)。

2020/12/13 徳島vs千葉@DAZN、J2にはロングスローできる選手って結構居ますよねぇ。

徳島。勝てば無条件でJ1昇格。福岡が引き分け・負けで、J2優勝が決まる大事な一戦。ホームだし、絶対勝利したいところだけど、優勝の経験値が無いからか、千葉とスコアスドロー。どっちも負けたくないオーラバリバリで、決定機もほとんどなく、低調なゲームだったと思う。2位福岡・3位長崎が勝利したこともあり、J1昇格もJ2優勝も決まらないという徳島にしてみればもどかしい状況。とはいえ、次節、中二日で大宮相手のホーム。有利な状況でプレッシャーに打ち勝てるか?試される一戦になりそう。

万が一、41節に大宮戦で徳島が負けて、福岡・長崎が勝利するということになったら、最終戦がすごいことになる(ちょっとそうなってほしい気もする)。

徳島的には、早く昇格きめてほしいところではあるけど、最終節で昇格・優勝が決まったりしたら、それはそれでかなり盛り上がるので良いかな。。。とは思う。

で、ロングスローの話し。最後、徳島が点を取りにくるときに、途中出場したジエゴ選手はロングスローできる選手だった。J2は結構ロングスローする選手少なくないのに、J1だと、C大阪の藤田選手くらいしか居ないんじゃないかと思う。と思うと、選手はもっとロングスロー練習しても良いんじゃないかと、特にサイドバックの選手は。

2020年12月6日 町田vs東京V@町田ギオンスタジアム

天空の野津田。コロナ禍の中だと、観戦人数も限られているので「東京クラシック」だとしても、駐車場も含めて余裕なのは良いのか悪いのか。。。という感じです(ゼルビア的にはよろしくないですね)。

昨日の「清水vs川崎F」のIAIスタジアムと比較すると残念な感は否めないですね。ほぼゴール裏だったというのもあり、トラックはジャマだし、さらに、傾斜が低いので、反対側でプレーされると、ほんと、何が起こってるのかよくわからん感じ。サッカー初心者が、野津田でみるなら、メインスタンドを選択するべきでしょう。でないと、まったく楽しめなさそう。

試合は、町田、平戸選手が、後半PK獲得して、自ら決めて、ウノゼロで町田の勝利。是全体的に、町田ペースで進んでいたし、町田の勝ち点3は納得なんだけど、ウェルディはどうしたら、J1行けるのか?あらためて考えさせられる感じ。かなり育成は良いので、J1定着すれば、強豪復活できるポテンシャルあると思います。

ゼルビアが11月にリリースしたスマホアプリの「ZEL-STA」

J1チームでもヒドいアプリが少なくない中、正直よくできてます。詳しくは語らないけど、サポなら課金しようかな!って思えるデキだったのにビックリ。他のクラブも導入すればよいのに。。。

2020年12月5日 清水vs川崎@IAIスタジアム日本平

初、日本平。やはり専スタ最高ですね〜!

見やすさ、臨場感、トラックのある競技場とは大きく違いますね。けっして、競技場がダメというわけはないけど、友人・家族・恋人(候補含む)を初めてサッカー観戦につれていくなら、サッカー専用スタジアムの方がよいかもしれません。

日本平に限っては、屋根があるシートがほぼないので、雨や晴天時の太陽の光はきになるところではあるし、コロナ禍の中ということを考えると、試合終了後のシャトルバスの混みようは、正直、気になった感じでした。1万人弱の入場で、あの混みようだと、通常時の満席の試合だと、さらにカオスな状況になるのは容易に想像できるし。アクセスの利便性の改善は、一部のスタジアムは、大きな問題だけど、良い解決方法は永遠の課題なんだろうな。。。という気はしますね。

試合結果はというと、清水先制、川崎追いつき、清水追加点、そのまま、清水が逃げ切れるか?というところで、川崎再度おいつく、という展開。清水側からすれば、金星逃がした感が残る試合、川崎側からすれば、優勝直後ということもあり、しっかり勝ち点3で締めたいところだったしで、お互い満足できる結果ではなかったかもですね。それでも、清水からすれば、ルヴァンとリーグの一試合目の大量失点負けと比較すれば、監督変わって結果がでたという感じもあるかもしれません。

その他、個別で気になったのは、清水側は西沢選手、攻守に機能してました。エウシーニョ選手(エウソン)は、対三笘選手を最初の1回だけがっつり抜かれましたが、三笘勝利は、その1回だけだった気がするので、エウソンは守備も固いんだ。。。ってのは、結構新鮮でしたね。三笘選手の最初のボックス進入、ダミアンへのセンタリングからのシュートをGK大久保選手はじいたシーン、あれが入っていたら、川崎大量得点になった気もしますので、MVPを選ぶなら、個人的には大久保選手でした。

川崎は、ジェジエウ選手が気になったところ。彼のフィードがひっかかって、というかパスミスで、ピンチになったシーンが散見されましたね。途中交代だったし。

それと、登里選手の腰痛悪化で、これで、車屋選手も怪我が発表されたので、左サイドが居なくなっちゃいましたね。FW登録旗手選手が、左SB交代ででてきたけど、まぁ、器用。普通にできてましたね。おそるおそるであろうけども。

次節、vs鳥栖は左サイドをどうするのか?楽しみだったりします。

リカルド・ロドリゲスは徳島から浦和に移籍するのか?浦和サポは勝てなくても耐えられるのか?

今日(2020/12/01)時点での成績を考えると、徳島ヴォルティス、おそらく今年はJ1への挑戦権を得られるのではないかと思う。前回(2014年)のJ1昇格の時は、たいした補強もしなかったのもあり、圧倒的に勝てず、年間3勝。最近の費用のかけ方からすると、2021年は、もう少しまともなシーズンになるのではなるかと思う。

が、いきなり、監督引き抜きの話し。最終的にどう落ち着くのかはまだまだわからないが、徳島も浦和もそれなりの覚悟が必要となる2021年シーズンになりそうだ。

徳島からみた、リカルド・ロドリゲス監督の離脱の影響

まずは、戦術。攻撃的なチームを作ったリカルド・ロドリゲス監督。後任をどうするのか?というのが最大のポイントになりそう。川崎の風間監督→鬼木コーチのような監督交代であれば、ある程度の、今年の戦術を引き継げそうだが、外部からの監督の場合は、まったくどうなるのかわからない。

次に、選手の引き抜きへの影響。監督交代があれば、来季のスタメン争いはゼロからのスタートの可能性があるわけで、今期の資産がある徳島以外でのスタメン争いとかわらなくなるので、年俸があがったりするのであれば、引き抜かれる選手としては、移籍しやすい気分になるのは間違いない。

兎に角、早めの監督決定(リカルドなのか、他の監督なのかはおいといて) が、来季J1で戦う上でかなり大事になると思う。監督決定が遅くなればなるほど、準備期間がながくなるので、そもそも、戦力的に劣っているであろう徳島では、来季、残留争いになる可能性が高くなる。

浦和からみた、リカルド・ロドリゲス監督の加入の影響

去年末宣言した「3年計画」はどこいったんだろう?1年で、最初から監督変えるつもりだったんだろうか。。。

というところからも推測できるとおり、悪く言えば堪え性が無い、良く言えば臨機応変する俊敏性があるのが浦和の特長

今年の浦和のサッカーとリカルド・ロドリゲス監督のサッカー、正直、かなり違うので、選手入れ替えも含め、戦術の浸透にはそれなりに時間がかかるはず。となると勝てない時期も想定されるので、その時期にクラブ・サポーターが耐えられるかどうか、というところがポイントにある。

そういった状況を回避し、早めにリカルドサッカーができるようにするには、戦術理解度が高い選手を引き抜いてくる、つまり、徳島から縦のラインを全部持ってくるくらいの大胆な選手獲得が必要なのだが、徳島からひきぬいてこれるのか?また、現徳島の選手がJ1で今年同様のパフォーマンスを見せられるのか?というところが問題になってくる。天皇杯のような一発勝負ならともかく、長いリーグ戦の場合、間違いなくJ2とJ1では選手クオリティに違いがあるので、いずれにしても、すぐに連勝できるようなチームにならないことを予想できるし、結局は、その勝てないであろう状況をクラブ・サポが耐えられるのかどうかというところになってくるはず。

とはいえ、今の浦和にミライは感じないので、なんらかの手を打つ必要があるという観点での、浦和のリカルド・ロドリゲス監督獲得は悪い話しではないだろう。