もちろん、チーム自体も注目。元マリノスのエリキ選手加入、28歳という年齢からも油のっている。カタールワールドカップで得点したオーストラリア代表ミッチェル・デュークの加入も大きい。もちろん、フォワード以外の補強もえげつない。しかし、注目するのはそこではない。
藤田晋氏の考え
おもしろい。といっても、笑う方のおもしろいではなく、興味深いほうの面白い。
J1昇格・定着。様々な手段があると思われる。藤田氏のとった考え、プライオリティナンバーワンは「勝つこと」。集客や他の問題はプライオリティを下げているのではないかと想像。
チケット完売だった2018年J2最終戦
最終的にゼルビアが4位になった2018年、最終戦チケット完売だった。今のバックスタンドが無かった時代で満席でも1万2,000席だった時代だけれども、それでも売り切れた。勝てばJ1昇格という状況であれば、不便でも野津田に人は集まったという事実を考えれば、どんな集客活動よりも「勝ち」を優先させるというのは理にかなっているのかもしれない。
ここまで「勝ち」にこだわった戦略をたてたクラブは今までない
「勝ちにこだわる」と宣言するクラブは少なくないが、資金的にもそれを端的に表せる補強をした例としては過去最大級。このやり方が通じたら、資金力の乏しい他のクラブは、なかなか対抗できないかもしれない。