去年レベルの戦力で優勝できるなら、不安は、選手の怪我と、夏野移籍市場で、三笘薫選手、田中碧選手、旗手怜央選手に移籍の可能性があるくらいかな。
メディアにも、中村憲剛選手引退・守田英正選手移籍がマイナス要因として語られていて、マイナスであることは間違いないのだが、去年の最初の10連勝には、中村選手は全く絡んでないし、守田選手もスタメンではないことが多く、それでも、10連勝できたっていう事実を忘れてる(ふりをする)というのは、有識者としては認識甘いと思う。
後半に至っては、確かに守田選手は効いていた。実際、ベストイレブンに選ばれているメンバー。川崎は、守田選手の穴を埋めるべくして、シミッチ選手・塚川選手・小塚選手を獲得。小塚選手はスーパーカップではベンチにもはいっていなかったが、シミッチ・塚川両選手は、そろって出場。完全フィットとまでは言えないが、少なくとも、ブレーキになっているような状況では無かった。家長昭博選手が川崎にフィットするまで時間がかかったことを考慮すれば、予想以上の順応の速さと言える。特に後半途中まで出場した、シミッチ選手は、運動量こそ守田選手より落ちるかもしれないが、守田選手以上のボールの落ち着かせ方やパスのフィードを期待できる部分など期待以上な働きをする予感もある。
さらに、決勝点アシストの遠野選手や新卒の橘田選手のフィット具合も悪くないというのが確認できた。
という状況を考えると、スーパーカップという、ガンバ大阪相手の公開トレーニングマッチは川崎としては選手のフィット状況を確認できつつ、他チームからみても今年も川崎は要注意だな、と思わせることに成功したと言える。
それにしても、川崎Fのスカウト陣の打率の高さと、見限りまでの速さはすごい。