川崎F vs C大阪 @等々力

順不同での感想です。

サッカーの試合で最も盛り上がると言われる3対2の決着

アウェイ先制、ホーム追いつく、アウェイ勝ち越し、ホーム追いつく、からの、ホーム逆転。1番盛り上がって、ホームサポーターからすれば、ハラハラしつつ勝利するっていう最高って流れでした。サポ目線からすれば、安定して勝ってほしいところですけどね。
川崎目線でいえば、ビハインドになった状態の時間が短かったのは精神的に助かったところだと思います。後半の押し込み具合から考えれば、逆転の可能性をかなり感じました。C大阪としては、1発のカウンターにかけたって感じでしょうか。

大久保嘉人選手

彼について語らないわけにはいかないですよね。古巣相手に2ゴール。フィニッシャーとしての嗅覚・精度は、ベテランという域に達しても、衰えはないですね。
とはいえ、1点目のミドルシュートは、本人もビックリな軌道だったと思います。同じ軌道でシュートは打とうと思ってもなかなか打てないシュートでした。2点目は、再現性のあるゴールだったと思います。
2試合で3ゴール。J1 200ゴールの達成はキビしいかなーと思ってましたが、結構、現実味が帯びてきましたね。達成してほしいところ。

横浜FM戦に続きダミアン選手の気合いがすごい

身体は大きく体重もあるのですが、身体能力が高いという感じではないですが、GKへのプレス等、かなり気合いがはいってますね。副キャプテンの責任感なのもしれません。GKからしたら、なんだかんだでプレッシャーは感じるでしょうし、キックの精度が落ち、川崎側のボールになる可能性をあげていると思います。この試合では、2ゴール1アシスト、文句なくMOMでした。

川崎Fのひいた相手対策

541などのフォーメーションで、相手が守備的な陣形になったときの崩し方が安定してきましたね。広げておいてディフェンスの選手の間に入るというパターンがよくみられるようになってきました。俊足のFWが相手に居る時のケアさえしっかりしていれば、失点の確率も高くないと思いました。

名古屋vsG大阪、延期(中止)によるグランパスの神対応と、少々残念なサポーターの対応

試合当日に、コロナ陽性者が判明したことはニュースにもなっているのでご存じの人も多いと思います。その時の、名古屋の状況、まずはコレを最後まで観てください。

2021年3月3日(水) 名古屋グランパス、豊田スタジアムでの一日 – YouTube

当日発覚の対応、兎に角、大変だったと思います。紆余曲折あったでしょうが、最終的に、スタジアムで、公開練習に踏み切った、グランパスは素晴らしい対応をしたと思います。まさに超すばやい神対応だったと思います。

残念だったのは、公開練習の動画がYouTubeにアップロードされていること(それほど多くはないですが)。

勝敗に強く携わっているスタッフ(いわゆる強化部と呼ばれるひとたち)からすれば、練習はすべて非公開で実施したいのです。どんな些細な情報だって、対戦相手に伝えたくないのです。その些細な情報が勝敗に直結する可能性がありますから。

とはいえ、客商売。ファン・サポーターとの関わりは重要です。YouTubeの中でも語られている「だって水曜日でしょ。お仕事を調整された方が。。。」というコメント象徴するように、時間をやりくりして来場しようとしていた人達を、いかにがっかりさせないか?というところの判断が、公開練習の実施をおこなわせています。

ファン・サポーターだって勝ちたいですよね。であれば、必要以上の情報を他クラブにでないようにするのも、ファン・サポーターのつとめだと思います。

ちなみに公開練習だと、流石に戦術練習やコーナーキックのパターンなどは練習しませんが、怪我人の状況や、各選手の調子なんかがわかったりします。

川崎Fvs横浜FM@等々力

川崎の強さを改めて感じたゲームでしたね。感じたことを順不同で。

横浜FM GKオビ選手の足元が不安

ゴールキックの際も大きく蹴り出さない。ボールを保持しするサッカーな横浜FMだらなのか、オビ選手のキックに不安があるのかわからないですが、この試合中、オビ選手へのバックパスに不安を感じる部分が何度かありました、直接タッチを割ってしまうシーンもあったし。シュートストップはよいモノがあるけれど、横浜FMのサッカーをするなら、もう一段、足元の技術を高める必要があると思います。

川崎Fのワンツーは見事

本当に徹底してますね。あっさりワンツーを成功させて、チャンスを構築している。サッカーの中で基礎中の基礎といえる技術ですが、それだけで、歓声がでてしまうくらい。クラブによって戦術は違うにしても、全クラブ、川崎のワンツーをマネする練習をした方がよいのでは?と思うくらい。

横浜FM樺山選手は注目

前半で交代したのはプラン通りなのか、体力不足なのかわからないですが、彼のドリブルは、川崎の脅威になっていました。少し孤立する場面があったので、もう少しのサポートがあれば、もっと生きますね。川崎戦で目立ってしまったので、次節以降、対戦相手がどんな対策をしてくるのか?対策に屈しないのかというのが楽しみです。

前田大然選手の守備は驚異

後半から投入された前田選手、足元の技術というよりも、足の速さを生かしたスペースに走り込むのが特徴の選手ですが、彼の守備は結構効いてました。彼の素早い「寄せ」が結構なプレッシャーとなり川崎Fがボールロストしたシーンが何度かありました。これはポゼッションを指向するチームが相手の場合は、武器になる感じがあるので、注意が必要ですね。

なぜ、三笘選手は止められないのか?

本日、2021年Jリーグ開幕。ということで、去年、MVP級の活躍をした三笘薫選手のドリブルが何故とめられないのか?を語ってみます。

三笘選手は元々ドリブルの得意な選手です。

三笘選手、大学時代からドリブラーでした。2017年天皇杯で筑波大学が仙台に勝利した際(いわゆるジャイキリ)の時の1点目も長いドリブルからのゴールをしています。

【ハイライト】ベガルタ仙台×筑波大学「第97回 天皇杯 2回戦」 – YouTube

そして、2020年の衝撃だったのがこれ、

【川崎F 三笘薫|2020プレー集】ファン・サポーターが選んだ2021期待のJリーガー5人【2021のヒーローになれ】 – YouTube

このビデオの最初のシーン、川崎Fvs横浜FM@等々力の三笘選手のドリブルからの小林悠選手のゴール。一度は観たことがあると思います。

2つのドリブルからわかる基本的なこと、右足を多用して前進するスタイルであるということです(って誰でもわかることですが)。

特徴的なのは、小林選手へのラストパス。右側に居る選手に右足アウトでパスをしている。三笘選手は、このパスの精度が異様なまでに高いのです。それが象徴されるシーンがこれ

【公式】ハイライト:鹿島アントラーズvs川崎フロンターレ JリーグYBCルヴァンカップ GS 第2節 2020/8/5 – YouTube

ルヴァン杯対鹿島戦の旗手怜央選手にアシストした3点目(1:30〜)、左サイドの三笘選手が右サイドの旗手選手にグランダーのクロスを送るのですが、これが右足のアウト。ボールにかなりの回転がかかり、DFとGKの間を通り抜けて、逆サイドまでクロスが到達し、旗手選手は難なくゴールを決めます。このシーン、通常であれば、左足でクロスをあげる場面です。でも、三笘選手は右足のアウトサイドを使ってます。

この右足のアウトサイドがくせ者です。左足でのクロスであれば、キックの前動作で、DFはクロスを簡単に予測できます(単に切り返されてしまうこともありますが)。

右足のアウトサイドが使えることによって、前への推進と右へのクロスを同一動作の中で使い分けができています。

もう一度、横浜FMの70m級ドリブルを振り返ってみてください。チアゴ・マルチンス選手を股抜きした際は、前方斜めへのドリブル、その後、同じ動作での小林選手へのラストパスと、両方のパターンを繰り出しています。

では、どうやって止めるのか?

同一事前動作で複数の選択肢を持っている三笘選手を止めるには、

  1. 左足を使わざる終えない状況を作りミスをさせる
  2. 選択肢を複数のDFでカバーし、バックパスをさせる

くらいしかないのが現状だと思います。

早く4大リーグに移籍してください!って感じです。

ゼロックススーパーカップ2021感想。今年も川崎Fが独走しそうな予感

去年レベルの戦力で優勝できるなら、不安は、選手の怪我と、夏野移籍市場で、三笘薫選手、田中碧選手、旗手怜央選手に移籍の可能性があるくらいかな。

メディアにも、中村憲剛選手引退・守田英正選手移籍がマイナス要因として語られていて、マイナスであることは間違いないのだが、去年の最初の10連勝には、中村選手は全く絡んでないし、守田選手もスタメンではないことが多く、それでも、10連勝できたっていう事実を忘れてる(ふりをする)というのは、有識者としては認識甘いと思う。

後半に至っては、確かに守田選手は効いていた。実際、ベストイレブンに選ばれているメンバー。川崎は、守田選手の穴を埋めるべくして、シミッチ選手・塚川選手・小塚選手を獲得。小塚選手はスーパーカップではベンチにもはいっていなかったが、シミッチ・塚川両選手は、そろって出場。完全フィットとまでは言えないが、少なくとも、ブレーキになっているような状況では無かった。家長昭博選手が川崎にフィットするまで時間がかかったことを考慮すれば、予想以上の順応の速さと言える。特に後半途中まで出場した、シミッチ選手は、運動量こそ守田選手より落ちるかもしれないが、守田選手以上のボールの落ち着かせ方やパスのフィードを期待できる部分など期待以上な働きをする予感もある。

さらに、決勝点アシストの遠野選手や新卒の橘田選手のフィット具合も悪くないというのが確認できた。

という状況を考えると、スーパーカップという、ガンバ大阪相手の公開トレーニングマッチは川崎としては選手のフィット状況を確認できつつ、他チームからみても今年も川崎は要注意だな、と思わせることに成功したと言える。

それにしても、川崎Fのスカウト陣の打率の高さと、見限りまでの速さはすごい。

ゼロックススーパーカップ2021の位置づけ

難しい試合。リーグ戦に向けて、他チームにヒントを与える1戦といえるので、あまり手の内を見せたくないという思いはあると思う。

特にリーグ初戦で対する相手からすると、この試合でのスカウティングは大きな情報であり、初戦に向けてのアドバンテージになる。そういう意味で、横浜FM(川崎の初戦相手)と神戸(G大阪の初戦相手)はラッキーとも言えるかもしれない。

賞金も微妙、勝利で3,000万円、敗戦で2,000万円。この点からは、そんなにモチベーションはあがらない。(選手は勝利給があるかもしれないけど。)

とはいえ、メリットが無いわけではない。観客入りのトレーニングマッチと思えば、ガチとまではいかないにしても、それなりの強度で試合ができるのは最終調整としてはもってこいという見方もできるかな。。。と。だからこそ、特に経験の少ない選手にたくさん時間を与えてあげてほしいと思う。5人交代のレギュレーションだが、ベンチ入り選手、全員出してもよいくらいな方が本当はよいかもしれない。

選手は、怪我だけをしないで楽しいゲームをしてほしいな、本当に思う。

2021年新体制発表会勝手にレビュー 5「鹿島アントラーズ」

2021年新体制発表会勝手レビュー 4 の続き

鹿島アントラーズ

「2021 事業発表会見」ちょっと変わった名前。オンラインだけでの配信。30分以下という短時間。1月26日で遅めの開催だからか、新加入選手の登場も無し。

印象に残ったのはユニフォーム発表くらい。これも画像無しで、コンセプトを棒読みするので、よくわからんかったという印象が残ったというところ。

オンラインをターゲットにしているのに、「〇〇にあるとおり。。。」が画面に映ってないこともあって、準備不足な感は満載。

でも、30周年コンセプトビデオは歴史を振り返れてとても良かった。5.0点

クラブ日時
北海道コンサドーレ札幌1月16日
徳島ヴォルティス1月17日
大分トリニータ1月17日
清水エスパルス1月15日
ベガルタ仙台1月21日
川崎フロンターレ1月23日
FC東京1月25日
浦和レッドダイアモンズ1月18日
鹿島アントラーズ1月26日

2021年新体制発表会勝手にレビュー 4「浦和レッドダイアモンズ」

2021年新体制発表会勝手にレビュー 3 の続き

浦和レッドダイアモンズ

全編を流していない時点で基本メディア向けの会。確かに「新加入選手記者会見」というタイトルですし。

Youtubeにあがっている動画は15分程度のダイジェスト。質疑応答についても、全編は収録されてはいない。ただし、内容については、すべてテキスト化され、ウェブサイトに掲載されているので、何を話したのか?という点を知りたいという欲求については、このやり方の方がスマートなのかもしれません。万が一、失言があったとしても、カットすることも可能ですし。

15分ということもあって、正直、中身については見所はなかったですね。記者会見したんだ!という事実がわかる程度でした。サポーターとしては、もっと密な動画が観たい!っておもうじゃないかなーというように思いました。

それにしても、動画配信するなら、音声はもうちょっと考えた方がよいのでは?というところもしばしば。また、記者会見だから仕方ないのかもしれませんが、シャッターオンがかなり耳障り。動画配信するなら、音声はしっかりハンドマイクで拾うようにするか、ミラーレス以外のカメラは不可というようにした方が良いでしょうね。それを記者に言えるのか?っていうところもありますけど、取材に来てもらってる立場だし。5.0点

クラブ日時
北海道コンサドーレ札幌1月16日
徳島ヴォルティス1月17日
大分トリニータ1月17日
清水エスパルス1月15日
ベガルタ仙台1月21日
川崎フロンターレ1月23日
FC東京1月25日
浦和レッドダイアモンズ1月18日

2021年新体制発表会勝手にレビュー 3「ベガルタ仙台」

2021年新体制発表会勝手にレビュー 2 の続き

ベガルタ仙台

毎年の新体制発表会をそのままYoutubeで流した感満載。メディアは地元の新聞社・テレビ局メインというのは、いつものスタイルなんでしょう。
動画配信は素人レベル。ノイズがのりすぎていて辛い。コロナ対策で、透明板の仕切りで選手同士を隔離して、マスクを無しで登場させるのはよく練られた案なのだけど、そえを映像にすると、透明板で光が反射して、観にくくて仕方なかった。これなら、マスク着用で、仕切り板が無い方がよいと思いました。

手倉森監督の話しは流石。手倉森節炸裂。良いコンテンツ。社長?も「私の仕事は手倉森さんをつれてくること!」と言い切ったのにはかなり好感が持てた。選手インタビューは、同じ質問を全加入選手が答える形式で、冗長すぎ。前述の仕切板問題もあって、とても残念という印象。5.0点

川崎フロンターレ

安定の川崎クオリティだけど、ながすぎ。全体で4時間近く。とはいえ、中村憲剛さんの今後の活動、三笘選手の寸劇、スポンサーの宣伝等そつの無い構成。記者向けな雰囲気はほとんど無いので、普通にYoutubeコンテンツになっているところが観ている立場としては良かった。
序盤に配信のトラブルが発生しましたが、トラブったYoutubeだけではなく、Lineライブ等でも流していたため、状況が理解できたので、いくつかの手段で配信するのは、手間がかかるけど、リスクを減らせるというメリットあるんだなーと実感しました。6.0点。

FC東京

ほぼサポーター向け。モデルを使った新しいユニフォームのスポンサーのニューバランスのアパレルから始まる、新体制発表会としてはかなり珍しいスタイル。そのニューバランスの紹介から、ユニフォーム紹介、新加入選手紹介等、かなりスムーズな流れ。
とても良かったのは、冒頭に、MCが登壇者はソーシャルディスタンスを考慮した距離をとって登場するので、マスクは着用しません!と事前に説明があったこと。
そのため、新加入選手の紹介も1回に2〜3名を紹介するというスタイルで、話しも聞きやすかった。時間も約1時間にしっかり収まっていてスッキリ。「クールな東京」を象徴するような新体制発表会でした。全体の構成・配信オリティなど、今までのところ、もっともプロっぽい内容でした。7.0点。

クラブ日時
北海道コンサドーレ札幌1月16日
徳島ヴォルティス1月17日
大分トリニータ1月17日
清水エスパルス1月15日
ベガルタ仙台1月21日
川崎フロンターレ1月23日
FC東京1月25日

2021年新体制発表会勝手にレビュー 2

2021年新体制発表会勝手にレビュー 1の続き

清水エスパルス

完全記者向け。それをYoutubeでも流すスタイル。去年の振り返り、スローガン、新ユニフォーム紹介、新監督・コーチ・選手紹介。各選手へのインタビューといった流れ。
ネット配信に不慣れなのか、ところどころトラブルが目立った。Zoomを使っての配信で、背景もいわゆるスポンサーボード的な画像をつかっているのだけど、グリーンバックを用意していないので、すすけたり、切り抜き具合がうまくいってなかったりといった、Youtubeで流して、大勢のサポーターに観てもらうには、お粗末な設備でした。グリーンバックくらい用意すれば良いのに。それでも、サポーターとしては嬉しいだろうし、逆に、記者による普段のネットインタビューの状況を、そのままサポーターに観てもらうというところを狙っていたのであれば狙い通りだと思います。

この手法の最大の問題点は、取材・インタビューする側の記者として最悪な環境であること。普段のネットインタビューでもメディア間の情報の差異がなくなりおなじような記事になるという欠点がある上に、稚拙な質問をそのままサポーターに観られてしまうという記者の力量がそのまま伝わってしまうと言う感じになります。

選手へのインタビューですが、新規加入選手が11名も居たというのもあり、同じ質問を、11人がそれぞれ応えていくと、選手としては回答が被ってしまったり、次の質問への間が長かったりするとので、個々の回答の印象が薄れてしまったりという印象でした。このあたりは、札幌や大分のように3名程度ずつ、区切ってインタビューした方が、良かったのでは?というのが個人的な感想でした。

それにしても、鈴与さん、7億円の補填はすごすぎ。これで結果でなかったら大変ですね。エスパルス。5.0点。

2021年1月21日現在閲覧済み新体制発表会

クラブ日時
北海道コンサドーレ札幌1月16日
徳島ヴォルティス1月17日
大分トリニータ1月17日
清水エスパルス1月15日

投稿日:タグ2021大分徳島新体制発表会札幌“2021年新体制発表会勝手にレビュー 1” を編集