2022 J2 盛岡 vs 大分@北上(2022/04/16)

強化費の違いがモロにでたゲーム。J1では最下位レベルの大分強化費だけれど、J2下位と比べればもちろん潤沢。岩手は弱者の戦い方ではあるが、ここまで3勝、昇格組としては、いまのところ及第点。リーグ序盤の(情報が少ないという)昇格組のアドバンテージが薄れていく今後は、少し厳しい戦いになるかもしれない。ただ、岩手の今季目標であるJ2残留の可能性は結構感じられた。

大分10番野村直輝の存在が大きすぎた。一点目のゴールのテクニック、惜しくもゴールにならなかったが呉屋に出したワンタッチラストパス、比較的地味な大分のサッカーの中で、魅せるサッカーができる貴重な選手であること再認識。ケガがちのフィジカルではあるが、彼が試合に出続けられるなら、J1復帰もかなり現実的ではなかろうか。

2022 J2 町田 vs 山形@GIONスタジアム(2022/04/17)

前半町田ペース、後半山形ペース。町田からすれば前半取れるときに得点できなかったのが引き分けてしまった理由。支配率では山形有利だけれど、ゲーム全体を通して、コントロールしていたのは町田だし、得点の匂いも町田の方が多かった。

どちらも10番(平戸太貴・山田康太)の得点。ふたりともチームの柱。両チームともに、夏の移籍期間が怖いところ。

山田康太の得点は、70m程度ドリブル、ひとりで持ち込んでのシュートだったので、ニュースにもなっているけれど、完全に町田のあり得ない油断。だれかが止めるだろう。。。的な感じでドリブルさせてしまい、シュートの場面のブロックにいけてない。あの瞬間だけ守備がおろそかになっていた。もちろん、決めた山田康太はすばらいかった。

2022 J2 大分 vs 徳島@昭和電工ドーム「塩試合」

ウノゼロといえば聞こえがよいけれど、どちらもたいした決定機を作れず、大分がセットプレーからの1得点の結果。ショートコーナーからの左右の揺さぶりで綺麗に決めた1点、伊佐耕平の折り返し、長沢駿のシュートは確かに素晴らしかったけれど、ダイジェストを観てもわかるとおり、それ以外、得点の匂いがする瞬間はあまりなく、どちらのチームもセーフティに試合をすすめ、失点したくないオーラバリバリだった。

特に、徳島は、ここ4試合無得点。これでは、来場者が増えるわけないという状況。失点を減らすことも重要だけれども、得点しないことには観客増えない。

ホームの大分、とりあえず勝ったことは収穫。ただし、バックパスを多用する戦略はなんとかしないと観ている方は飽きる。J1に居るなら、予算と勝ち点の関係で塩試合も致し方なしというところもあるけれど、J2予算規模中位〜中上位の大分で、J1時代の戦略はちょっと残念。

2022 J2 山形 vs 岡山 レッドカード事件の着地点は

最初に

今回の事象、これは、誤審ではなく、ルール適用の間違い。誤審は、AともBとも判断できる場面において、本来AだったのをBと判断してしまうこと、判断については、判断する人の持っている情報によって異なるだが、今回は、だれもが事象を理解していてその部分では揺らぎが無い。そして、そもそもレッドカードの適用がされないわけだから、完全にルール適用の間違い、まず、この2つはしっかりわけて考えなければならない。

Jリーグは自分らでも判断をあきらめ、国際サッカー評議会(IFAB)に委ねた格好。再試合をする・しない、という、いずれにしても角が立つ慎重を要する判断を諦めたということ。責任を被らないうまい方法を思いついたと思う。

落とし所は2つ

1つ目は、レッドカード取り消しで、11人vs11人で間接フリーキックからやりなおし。山形にとって勝ち点ゼロだった試合で勝ち点を拾える可能性がでてくる扱い。
ルール上、山形が不利益を被ったのは間違いないので、その点を是正するという意味では、この方法は最も真っ当だと思う。仮に、事象発生時点で、レッドカード取り消しになっていれば、岡山だって文句は言わなかったはず。それがルールだから。

2つ目は、レッドカードは取り消し(=次節、該当GKは出場可能)。ただし、試合はそのまま成立。レッドカード絡みの誤審で再試合という事象、少なくともJリーグでは、再試合したことがなく、新たな事象を作ってしまうことになる(そして、エラい人たちは前例の無い事をやりたがらない)。日程面や費用面(不成立試合のチケット払い戻しや再販売、アウェイ選手の移動費用)を考慮したら、再試合はキビしいという判断もできる。

最初からやり直しや、何も変更しない(レッドカードも適用)というオプションもあるけれど、Jリーグミスを認めている以上、この2つのオプションはありえないと思う。

懸念することとしては、、この勝ち点3が、シーズン終了後に、山形・岡山の立ち位置に影響を与えないか?という点。昇格や降格に影響あたえなければよいな、と思うところ。

2022 J2 町田 vs 千葉@野津田

疑わしいジャッジが少なくとも2回。

アラウージョが抜け出した場面は、アラウージョの抗議に対してイエロー提示だったが、どうみてもDOGSO案件。

後半終了間近の町田のコーナーキックの場面、熊谷アンドリューが深津への頭突き。これも1発レッドで良い案件。

アラウージョの場面移行、荒れた試合になったし、ジャッジが壊した試合になってしまった。

同節の山形-岡山のGKへのレッドもヒドイ競技規則の適用ミス(誤審ではない)もあったし、今節は呪われていたかも。

残念。

2022 J2 町田V vs大宮@野津田

髙江麗央祭り。1点目と3点目、アシストのアシストが見事すぎた。

ここまでの町田。失点は少なく守備は安定しているし、実績のあるベテランFWが中心になっているだけでなく、若い選手も躍動しかけている。勝ててるだけに自信を持ってプレーしている感があり今が旬。

新クラブハウスができたおかげかコンディションも良さそう。

対して大宮。少なくともこの試合は守備が緩すぎた。大量得点も期待できない感じがするので、最低でも失点1にしないと勝ち点3は奪えない。まずは守備を立て直すべき。

2022 J2 仙台V vs 町田@ユアスタ

ここまで負け無しの仙台と1敗の町田、お互い調子の良いチームの上位決戦。

しかし、結果は0-3で町田圧勝。今回は特別町田の調子が良かった、という感もあるけれど、今の町田はかなり強力、というか穴が無い印象。特に攻撃陣。

FWはセンタータイプ、ウィングタイプが豊富すぎる印象。ベテランが多いのにはきになるところだけれど、夏場を考えれば、休ませつつ起用できるのが大きい。

MFも強力だが、こちらが、髙江麗央、佐野海舟に固定気味なのが気になるところ。青森山田出身ルーキーの宇野禅斗の躍進に期待したいところ。

仙台は、コロナ感染者の影響が大きかったのかもしれないけれど、今のママでは、自動昇格はキビしく、プレーオフ圏がギリギリな感じ。

2022 J2 東京V vs 町田@味スタ

東京クラシック。2022シーズン始まったばかりだけれど、上位対決。

ヴェルディの選手は流石に足元技術と連携の高さがうかがえる。対して町田はシンプルだけれどもゴール前までいく怖さと、個々の選手のアイディアが光るような戦い。

前半のヴェルディの得点までは、ボール回すけれども怖さのないヴェルディと、シンプルな攻撃で決定機を演出する町田という感じ。

最初の鄭大世の決定機、これが決まっていたら全く違った展開になったとは思う。左からくるボールに右足で合わせたので難易度の高いシュートだったとは思うけれども枠には飛ばしたかったところ。

2022J2第四節 長崎 vs 大分 @トラスタ

ペナルティエリア内のハンド誤審はゲームをぶっ壊してしまう典型例になってしまったこの試合。

前半終了間際のハンド判定。動画で確認するとかなり微妙。多くの人がハンド判定は誤審だと思うような感じ。

J2だからVARが無い。下平監督もインタビューで話していたとおり、J1でVARあればチェックがあり、かなりの確率でハンド取り消しになった事象だと思える。

こういった判定まで含めてサッカーだといえばそれまでだし、ペレイラも後ろに手を組む動作をしていればハンド判定にもならなかったとは思える。

ただ、この前半最後に2-1と長崎が逆転したのは、両チームの後半の戦術に大きな影響を与えたのは間違いないと思うと、ハンド判定によって拮抗したゲーム展開がくずれてしまったのは残念なところ。

なんにしてもクリスチャーノのゴールは見事。

2022J2第二節 町田 vs 盛岡 @野津田

昇格組の盛岡。去年J3だけあってほとんどの選手を知らない状態。盛岡としては、とりあえずJ2残留が目標のチーム。今年の町田的には、絶対勝ち点3が欲しいところ。

盛岡は守備的で、ボール奪ったら、前線のブレンネル選手目がけて蹴り込むサッカー。確かに、ブレンネル選手のフィジカルは強そうだった。

結果的にPKで1-0町田勝利。勝利が必要だから及第点ではあるのだろうけど、2試合でPKの1点のみというのは寂しいところ。とはいえ、中盤の強みはそれなりにでていた。
早く宇野選手でてこないかな。