2021年新体制発表会勝手にレビュー 2

2021年新体制発表会勝手にレビュー 1の続き

清水エスパルス

完全記者向け。それをYoutubeでも流すスタイル。去年の振り返り、スローガン、新ユニフォーム紹介、新監督・コーチ・選手紹介。各選手へのインタビューといった流れ。
ネット配信に不慣れなのか、ところどころトラブルが目立った。Zoomを使っての配信で、背景もいわゆるスポンサーボード的な画像をつかっているのだけど、グリーンバックを用意していないので、すすけたり、切り抜き具合がうまくいってなかったりといった、Youtubeで流して、大勢のサポーターに観てもらうには、お粗末な設備でした。グリーンバックくらい用意すれば良いのに。それでも、サポーターとしては嬉しいだろうし、逆に、記者による普段のネットインタビューの状況を、そのままサポーターに観てもらうというところを狙っていたのであれば狙い通りだと思います。

この手法の最大の問題点は、取材・インタビューする側の記者として最悪な環境であること。普段のネットインタビューでもメディア間の情報の差異がなくなりおなじような記事になるという欠点がある上に、稚拙な質問をそのままサポーターに観られてしまうという記者の力量がそのまま伝わってしまうと言う感じになります。

選手へのインタビューですが、新規加入選手が11名も居たというのもあり、同じ質問を、11人がそれぞれ応えていくと、選手としては回答が被ってしまったり、次の質問への間が長かったりするとので、個々の回答の印象が薄れてしまったりという印象でした。このあたりは、札幌や大分のように3名程度ずつ、区切ってインタビューした方が、良かったのでは?というのが個人的な感想でした。

それにしても、鈴与さん、7億円の補填はすごすぎ。これで結果でなかったら大変ですね。エスパルス。5.0点。

2021年1月21日現在閲覧済み新体制発表会

クラブ日時
北海道コンサドーレ札幌1月16日
徳島ヴォルティス1月17日
大分トリニータ1月17日
清水エスパルス1月15日

投稿日:タグ2021大分徳島新体制発表会札幌“2021年新体制発表会勝手にレビュー 1” を編集

2021年新体制発表会勝手にレビュー 1

1月中旬からはじまっている各クラブの新体制発表会。今年はコロナの影響で、多くのクラブがYoutube配信。ありがたくないコロナですが、ネットで配信してもらえるというのは、数少ないコロナの影響のメリットだと思います。
ということで、閲覧した新体制発表会を勝手にレビュー。閲覧の有無や順序に特に法則はなく適当な順序です。

北海道コンサドーレ札幌

新入団選手だけではなく、既存選手も(全員ではないですが)登場しているのは、他のクラブと比較するとかなり良かったです。本来あれば監督が今年の方針とか話すこともあるのだろうけど、今年は、ミシャ監督が来日できてないということもあり、背番号発表、ユニお披露目、スポンサー紹介、選手インタビューがメイン。監督不在だからか、個々インタビューが長かったのと、MCハイジさんのMCがすばらしく、選手のパーソナルをひきだしていたのが印象的。スポンサー・サポーターの満足度は高かったと思います。8点

徳島ヴォルティス

かなりトラディショナルなスタイル。コロナ前までの一般的なメディア向けの発表会のオンライン版という印象。新加入選手紹介・コメント、ユニお披露目、スローガン、背番号発表が主なコンテンツ。徳島も監督が来日できていなかったので指向するサッカースタイルについてはコメント無し。良く言えば厳粛なスタイル、悪く言えば面白みが無かったです(発表会に面白いところが必要なのか?はおいといて)。普段であれば、メディアが面白いところを引き出して記事するのでこのスタイルでも良いのしょうが、オンライン配信でサポーターが観ていることを想定するのであれば、楽しませるコンテンツがほしいところでした。終了後、個別のメディアインタビューなど組まれているからか全体的に短い時間で、その点はスッキリしていて良かった。5.5点。

大分トリニータ

スローガン、監督のコメント、新入団選手紹介、背番号発表などが第1部。背番号発表がいきなり一覧で画面に出してしまったのはもったいないのでは?と思いました。伊佐選手13番など、結構、見所が多かったので、一人一人の背番号発表にしたほうが印象に残ったと思います。また、手違いだと思いますが、選手インタビューの第2部が15:40〜と2時間後の時間で発表されてしまったため(1部終了がだいたい13:20〜13:30あたりだった思います)、1部の視聴者はライブで観られず、トリニータとしてはスーパーチャットの機会をかなりロスしたのではないかと思います。選手インタビューへの質問がいくつか回答しにくい、もしくは、間違った回答をしてしまうと、あとあと問題に発展しそうなモノもあり、このあたりは熟考が必要と思いました。とはいえ、1部でメディアを、2部でサポーターをカバーしている点は良いと思いました。5.5点。

2021年1月19日現在閲覧済み新体制発表会

クラブ日時
北海道コンサドーレ札幌1月16日
徳島ヴォルティス1月17日
大分トリニータ1月17日

DAZNの年パス!、どのクラブの特典が1番良いのか?(ギラヴァンツ北九州すごい)

DAZNの年パス。強化費に繋がるので、どのクラブもプロモーションしていますね。普通に2ヶ月分オトクなのは、すべてのクラブ共通ですが、それ以外の特典を付けているところもあるので、2021年J1チームから、トップ5をランキング!

第5位(同率) 北海道コンサドーレ札幌 ヴィッセル神戸

1,000円分の商品券。それに加えて、どちらのクラブも抽選特典がある。

第2位(同率) 横浜Fマリノス サガン鳥栖 徳島ヴォルティス

用途や使えるお店は違えど 、2,000円分の商品券。オンラインショップやオフィシャルショップで使える場合が多いですねー。

第1位 名古屋グランパス

  • WEB SHOPクーポン 2,000円分
  • グルメクーポン 2,000円分(ファンクラブ会員は4,000円)

ファンクラブ会員であることが前提ですが、トータル6,000円分!パス自体が19,250円なので差し引き13,250円!。月額換算で約1,100円なのでかなりオトクですねー。

その他

のこりのクラブは、抽選でプレゼントを用意したりするところもありますが、基本的な「10ヶ月分料金で12ヶ月」の特典しかないところが多いですね。

でも1番すごいのはギラヴァンツ!

12枚のセレクトチケットと呼ばれるホーム入場券と同時購入で、3,000円引き!金額的には、名古屋よりも少ないですが、これ、最高に正しい買わせ方だと思います。

ホームはスタジアムで!アウェイはDAZNで!

ですからね。DAZN+ホームチケット、来期流行ればいいなぁ。

第99回選手権決勝戦 山梨学院vs青森山田

PKでの決着。

PKの是非は色々あるけど、トーナメント方式の大会なので、PKまで考慮しておくべき。PKを否定する方々は、ラグビーのように抽選の方がよいと思っているのだろうか。抽選だったらPKの方がまだマシだと思います。

優勝候補だった青森山田。確かに王者のサッカーをしていたし、内容的には、間違い無く、青森山田の方が優っていた。ポゼッション・アクティブサッカーvsカウンター・リアクティブサッカーの戦い。

戦力に大きな差があれば、ポゼッションサッカーの方が勝利の確率は高く、小さな差の場合、カウンターサッカーの方が有利にはたらく傾向があり、この決勝もその通りの展開。

ポゼッションサッカーを志す場合、押していても先取点が取れないという時間を、いかに短くするか?がポイントであり、得点できないと勝ちに繋がらないケースが多いどころか、負けるケースが少なくない。

青森山田の敗因をあげるとすれば、勝ち越した後の展開。全体的に悪くありませんでしたが、ファールからのリスタートに一瞬の隙があり、そこで失点して追いつかれてしまった格好。あの隙について、選手は悔やまれていると思う。結果論ですが、早いリスタートを選択していなかったら得点は生まれてないと思います。

なんにせよ、山梨学院の監督がコメントしていた通り、山梨学院vs青森山田は、10回戦って、山梨学院が1回勝てればよいような実力差(←多少の謙遜はあると思います)。その状況で、勝てる1回に導いた監督の指示や選手のガンバリは素晴らしいと思えたし、そのガンバリが勝利を掴む大きな要因になったと思います。

ロングスロー

“賛否両論”の戦術に昌平10番MF須藤直輝が言及「俺は好きだけどなぁ」…青森山田OBも「使える武器は使う」
https://web.gekisaka.jp/news/detail/?321463-321463-fl

賛否両論とか書いてあるけれど、コメントみてても、全然、否定的な意見が無い。立派な戦術だと思う。

確かに高校サッカーとプロのロングスロー比率を比較すれば、圧倒的にプロは少ない気がする。J1だと、C大阪藤田選手くらいしか思いつかないくらい。

少ない理由は、チャンスになる確度だと推測する。ボールを扱う技術が高くないと、放り込まれたときに、チャンスになる確率が高くなり、技術高いと単純にボールを放り込まれても、チャンスにならないのだと思う。スローインのトラップをミスったりすることもプロだと少ないし。

とはいえ、コメントを読んでいると、確かに!と気がつくこともあった。

サッカーのスローイン、ポジションがかなりいい加減だよね。平気で5メートルくらいはゴールに近いところで投げ入れるシーンも目立つ。ロングスローが目立つようになると、もっと厳格になるのかもしれないけど。

2021年1月4日 ルヴァンカップ決勝 FC東京vs柏感想と、天皇杯との比較

どちらもカウンター指向の守備的サッカーなチームなので、塩試合になるかなーと思っていたけど、早い時間に東京が先制したことによって、多少の見所があったようにはおもうが、同点になってやっぱり塩試合になってしまった。

最終的には、オルンガ不発で、アダイウトンのスーパープレーでの得点で東京勝利の優勝。

東京が安定して勝てないのは、前線の外国人の個人技に依存しているところが大きく、守備はある程度計算できるが、攻撃は水物なので、博打要素が大きいからだと思う。まぁ、失点しなければ、負けないわけだから悪いとも言えないのだが。

とはいえ、そういうカウンター指向のチーム同士がタイトルをかけて一発勝負で戦えば、守備的になり、DFは、繋ぐ意識よりも、安全にクリアするようになり、内容としては面白みのかける試合になりがちで、点差が無い時には、そういった展開だったと思う。

一発勝負といえば、元旦の川崎vsG大阪の天皇杯。戦術比較の点でいえば、天皇杯の方が何倍も面白かった。というのも、構図がハッキリしていたから。もちろん、川崎もG大阪も失点を絶対避けたいからリーグ戦よりも多少守備的な感もあったが、両チームとも狙いがハッキリしている分、ストーリー性があった。一見、ボールを持つスタイルの川崎が優勢にみえていたが、G大阪が敢えてボールを持たしているというようにも捉えられた。川崎は常に攻撃的なサッカー、G大阪は失点しないように守備的なサッカーだったが、主導権にぎって攻撃する時間も要所要所でつくるサッカーで見応えがあった。

守備的なサッカーが悪いわけではないが、攻撃はカウンターのみの様なサッカーだけだとどうしてもつまらない内容になってしまう。もちろん、勝ちに拘れば、その方がよいのかもしれない面も多々あるのだが、ショーとしてとらえるのであれば、アクティブに攻撃する手段を、特に上のカテゴリーのチームには常にもっていてほしいと再認識するようなルヴァンカップ2020だった。

三笘薫選手はいつ海外移籍するのか?

川崎以外のサポからすれば、早く海外移籍しろ!というのが三笘薫選手の2020年度のパフォーマンス。実際、海外移籍するとは思う。

では、いつ海外移籍するのか?

なんの根拠もない予想では、早くても2021年シーズンが終わってから。理由はひとつ。東京オリンピック出場機会を得ることを考えたら、少なくとも2021年前半には国内クラブに在籍していたほうが有利だから。

2021年1月1日 天皇杯 川崎vsG大阪

結果は1-0でフロンターレ。優勝という点では妥当な結果。

ガンバの勝利は、フロンターレが相当なミスを犯すか、スコアレスでPK戦に持ち込むくらいしか可能性を感じなかった展開。三笘薫選手の1点だけで済んで良かったんじゃないかという状態だった。

2021年シーズンは守田英正選手が抜けるとはいえ、2020年のフロンターレの主力メンバーが変わらなければ、そう簡単に地力がおちるとは思えないので、間違い無く優勝候補ということがわかった第100回天皇杯でした。

J1チームは、準決勝からの登場で、2回の勝利で優勝だったので、タイトルの価値があるのか?と天皇杯出場ができなかったJ1チームは思うかもしれないが、コロナ影響の2020年度のレギュレーションはわかりきっていたわけで、リーグ戦で2位までに入れなかったという事実があり、実力不足。

ベストイレブン2020結果感想と2021年も川崎の年になる予感の理由

リーグ戦の結果からすれば順当だったのだろうけど、川崎から過去最多の9名がベストイレブン。優秀選手33名中13人が川崎からというのも11人の競技人数ということを考慮すれば異常。5人交代枠というところの影響が大きかったとは思う。

この中で嬉しかったのはどちらかというと地味な存在である山根視来選手と登里享平選手のベストイレブン受賞。2人には失礼なコメントになってしまうが、川崎以外では、優秀選手にも入る可能性が低かったと思う。もちろん、チームプレーが大事な競技では、個々の能力が評価のすべてではないが、本人達の力以上の結果を出せた原因は、今期の川崎の総合力の高さだったと思う。

そして2021年シーズン。9名の川崎ベストイレブンで何人がそのまま在席するのだろうか?というところが来季の成績に大きく影響するのは間違いない。国内移籍はよっぼど大金積まれない限りありえないし、コロナの影響を考えたら、国内チームが川崎から引き抜くのはあまり考えにくい。可能性があるのは、田中碧選手、三笘薫選手、守田英正選手の海外移籍。とはいえ、これもコロナの影響で、通常の年よりも、可能性が低くなるだろうし、海外ならどこでも良いということもないだろうとは思う。移籍があるとすれば夏以降かな?とは思う。海外という観点では、旗手怜央選手の海外移籍の可能性もあると思う。

もうひとつ、川崎の来季の成績がある程度上位予想ができる要因の1つが、今回のベストイレブンのポジション。至上最高得点をとったチームなのに、ベストイレブンは、GK、DF、MFの9名で、FWから選ばれてないという点。単純に守備の安定し、その点、ある程度、来季も計算できるはずで、大崩れしないことが予想できる。

逆に狙われポイントとしては、優秀選手には選ばれてない選手。具体的には、山村和也選手、長谷川達也選手、下田北斗選手、車屋紳太郎選手、齋藤学選手の去就。海外移籍はないだろうが、他チームであれば、スタメンを張れるメンバーなので、出場機会を求めて、国内移籍の可能性はあると思う。川崎からしたら、このメンバーが抜けたとすると、同等レベルもしくはそれ以上の選手を獲得するのは困難だし、仮に獲得できたとして、すぐに川崎にフィットできるとも思えないので、川崎包囲網をつくるなら、他のチームは、このあたりのメンバーの獲得を目指すのがよいかもしれない。

2020年12月16日 川崎vs浦和@等々力陸上競技場、2020年のフロンターレの崩し方

今年のフロンターレ、本当に穴が少ないチームでしたね。この試合も、浦和がPKで先制するも、後半たたみかけて、守田選手のJリーグ初得点、三笘選手の新人最多に並ぶヘディングでの得点、憲剛選手、小林悠選手の阿吽の呼吸のノールックでの川崎らしい得点での完勝。試合通して、浦和が勝てる要素は本当に少なく、順当な結果だったでしょう。

33節終わって、川崎は3敗。相手は、名古屋、札幌、大分。大分戦は早い段階での10人での戦いになったこともあり、あまり参考にはならないですが、名古屋・札幌については、戦い方に多少の共通点、兎に角前からプレッシャーというのがあったかと思います。

兎に角プレッシャーを欠け、ミスを誘って先制、その後、その1点を守るというのが現実的な川崎対策だと思います。うまく先制できなければ、体力削られるだけで後半持たないし、疲労が溜まれば、次節への影響もあるので、諸刃の剣という気もしますが、短期的に勝利するなら、その方法が現実的だったのが2020年だと言えるでしょう。

では、最終節で対戦する柏はどうでしょうか?前からプレッシャーに来るのか?うまくはめられるのか?残念ながら、オルンガ選手の守備では、おそらく難しいでしょう。実際、第4節で対戦したときには、オルンガ選手は全く機能せず、前半交代になっています。柏からすれば、コロナでの練習不足等を理由にしているかもしれませんが、それは、どのチームも同じ。その後の試合でも、オルンガ選手が守備で貢献しているところは、あまり目立って無いような気がします。(柏の試合を全部観ているわけではないですが)。