2022 J2 町田 vs 山形@GIONスタジアム(2022/04/17)

前半町田ペース、後半山形ペース。町田からすれば前半取れるときに得点できなかったのが引き分けてしまった理由。支配率では山形有利だけれど、ゲーム全体を通して、コントロールしていたのは町田だし、得点の匂いも町田の方が多かった。

どちらも10番(平戸太貴・山田康太)の得点。ふたりともチームの柱。両チームともに、夏の移籍期間が怖いところ。

山田康太の得点は、70m程度ドリブル、ひとりで持ち込んでのシュートだったので、ニュースにもなっているけれど、完全に町田のあり得ない油断。だれかが止めるだろう。。。的な感じでドリブルさせてしまい、シュートの場面のブロックにいけてない。あの瞬間だけ守備がおろそかになっていた。もちろん、決めた山田康太はすばらいかった。

2022 J2 山形 vs 岡山 レッドカード事件の着地点は

最初に

今回の事象、これは、誤審ではなく、ルール適用の間違い。誤審は、AともBとも判断できる場面において、本来AだったのをBと判断してしまうこと、判断については、判断する人の持っている情報によって異なるだが、今回は、だれもが事象を理解していてその部分では揺らぎが無い。そして、そもそもレッドカードの適用がされないわけだから、完全にルール適用の間違い、まず、この2つはしっかりわけて考えなければならない。

Jリーグは自分らでも判断をあきらめ、国際サッカー評議会(IFAB)に委ねた格好。再試合をする・しない、という、いずれにしても角が立つ慎重を要する判断を諦めたということ。責任を被らないうまい方法を思いついたと思う。

落とし所は2つ

1つ目は、レッドカード取り消しで、11人vs11人で間接フリーキックからやりなおし。山形にとって勝ち点ゼロだった試合で勝ち点を拾える可能性がでてくる扱い。
ルール上、山形が不利益を被ったのは間違いないので、その点を是正するという意味では、この方法は最も真っ当だと思う。仮に、事象発生時点で、レッドカード取り消しになっていれば、岡山だって文句は言わなかったはず。それがルールだから。

2つ目は、レッドカードは取り消し(=次節、該当GKは出場可能)。ただし、試合はそのまま成立。レッドカード絡みの誤審で再試合という事象、少なくともJリーグでは、再試合したことがなく、新たな事象を作ってしまうことになる(そして、エラい人たちは前例の無い事をやりたがらない)。日程面や費用面(不成立試合のチケット払い戻しや再販売、アウェイ選手の移動費用)を考慮したら、再試合はキビしいという判断もできる。

最初からやり直しや、何も変更しない(レッドカードも適用)というオプションもあるけれど、Jリーグミスを認めている以上、この2つのオプションはありえないと思う。

懸念することとしては、、この勝ち点3が、シーズン終了後に、山形・岡山の立ち位置に影響を与えないか?という点。昇格や降格に影響あたえなければよいな、と思うところ。