ファジアーノ岡山 新体制発表会 2024

安定の北川社長。思いは熱く、ビジネスは冷静に、をひしひしと感じる。冒頭の社長の話、100点と言っても良い。客観的に分析し、中長期的目線でモノゴトをすすめている印象。

2023年の成績は残念ながら戦略通りにいかなかったけれども、そこは勝負の世界、理詰めで思い通りに勝ち点積めないのサッカーの面白さ。

新加入選手紹介の部分は並。社長のソレと比較すると、熟考してほしいレベル。主ターゲット層が明確でないし、YouTubeで流せるレベルのエンタメになっていない。

ファジアーノ岡山 新体制発表会 2023

今年視聴した中では、今のところJ2最強の納得感

「ちゃんと考えているじゃん!」と思えるような内容。代表の北川真也氏による2022年成績や入場者数、昨年掲げた改善点がどうなったのか?等々、良いことも悪いこともしっかり振り返っている点はかなり好印象。コアサポからみても、真摯に対応してくれているという印象を受けると思われる。

監督挨拶から新加入選手の紹介はいたって普通。残念ながら記者のQ&AをYouTubeで流してしまっているのは残念な点。Q&A時間は記者向けだから配信するべきではない。記者は書くことなくなっちゃうよ。

ユニフォーム説明からの選手紹介はすばらしい

完全にYouTube視聴者向けの選手会見。2〜3名ずつ登場し、広報の方が司会で各種質問を、選手にあわせた形で実施。「意気込みをお願いします」的な質問・リクエストではないので、回答に個性がでて興味深くきいていられるし、実際、個性を把握するのには、効果的なやりかた。全員ならべると、ひとりひとりの話す時間は短くなるし、あきるので、動画配信向けには、このやりかたは正しい。全体的に長時間になるが、サポなら飽きずにみるか、気になる選手部分だけをみるって感じになるので、イヤな感じではない。

他クラブもこのやりかたオススメ。

2022 J2 山形 vs 岡山 レッドカード事件の着地点は

最初に

今回の事象、これは、誤審ではなく、ルール適用の間違い。誤審は、AともBとも判断できる場面において、本来AだったのをBと判断してしまうこと、判断については、判断する人の持っている情報によって異なるだが、今回は、だれもが事象を理解していてその部分では揺らぎが無い。そして、そもそもレッドカードの適用がされないわけだから、完全にルール適用の間違い、まず、この2つはしっかりわけて考えなければならない。

Jリーグは自分らでも判断をあきらめ、国際サッカー評議会(IFAB)に委ねた格好。再試合をする・しない、という、いずれにしても角が立つ慎重を要する判断を諦めたということ。責任を被らないうまい方法を思いついたと思う。

落とし所は2つ

1つ目は、レッドカード取り消しで、11人vs11人で間接フリーキックからやりなおし。山形にとって勝ち点ゼロだった試合で勝ち点を拾える可能性がでてくる扱い。
ルール上、山形が不利益を被ったのは間違いないので、その点を是正するという意味では、この方法は最も真っ当だと思う。仮に、事象発生時点で、レッドカード取り消しになっていれば、岡山だって文句は言わなかったはず。それがルールだから。

2つ目は、レッドカードは取り消し(=次節、該当GKは出場可能)。ただし、試合はそのまま成立。レッドカード絡みの誤審で再試合という事象、少なくともJリーグでは、再試合したことがなく、新たな事象を作ってしまうことになる(そして、エラい人たちは前例の無い事をやりたがらない)。日程面や費用面(不成立試合のチケット払い戻しや再販売、アウェイ選手の移動費用)を考慮したら、再試合はキビしいという判断もできる。

最初からやり直しや、何も変更しない(レッドカードも適用)というオプションもあるけれど、Jリーグミスを認めている以上、この2つのオプションはありえないと思う。

懸念することとしては、、この勝ち点3が、シーズン終了後に、山形・岡山の立ち位置に影響を与えないか?という点。昇格や降格に影響あたえなければよいな、と思うところ。