自由席運用再開に伴う入場方法・応援ルールの一部変更について | KAWASAKI FRONTALE
総じて否定的な意見が多い列抽選。気持ちはよくわかる。が、単なる否定をするのではなく、なぜ、列抽選するのか?を考えてみたい。というのも、フロンターレだって、列抽選で、サポーターに早朝集まってもらうのを心苦しいと思っているのではないかと思うし、それでも、実施しなければならないなにかがあるはず。
2万人に到達しない入場者数
最初にかんがえること、それは、引き続き、指定にすれば良いのでは?という考え方。確かに、列抽選不要で楽。
指定席数以上チケット販売できない問題
クラブ側が自由席を設定するメリットは、収容人数以上のチケット販売ができること。指定席の場合、席数以上にチケット販売できない。チケット売り切れても2万人に到達しない理由はまさにこれが原因のひとつ。
自由席化することで、航空券のオーバーブックのように、歩留まりを考慮しつつ席数以上の販売が可能。売上もさることながら、2万人越え、コロナ前のように2.5万人前後の入場者数に到達させるためにはは自由席は必須。
指定席化による価格変更問題
バックスタンド側のホームA自由席を指定席化するとメイン側やバック2階席の価格整合性が合わなくなる。端的にいえば、価格を上げる必要があるということ。フロンターレの収益的には悪くないが、新しくサポーター獲得をし続けなければならない状況(高年齢化は中長期的にはサポーター減少に繋がる)からすれば、エントリーポイント的な価格帯は必要で、それがホームA自由席。
とはいえ、バックスタンド1階真ん中あたりのホームA自由席は費用対効果高すぎなので、そのエリアだけでも指定席化して価格を上げるのは考慮しても良いと思う。
列抽選と早朝の整列
今でこそ列抽選は後援会サイトでの事前申し込みで、朝に当選?番号が決定するシステムだけれども、以前は、等々力陸上競技場に集まってから、抽選し列を作るという流れだった。そこから考えれば、抽選をオンライン化しただけでも結構な進化が大昔にあったと言える。
では、早朝(朝7時)に並ぶ必要があるのか?このあたりは、改善の余地はある。開門1〜1.5時間前に集合でも良いのでは?というのは抽選に参加していた経験からしても思うところ。
現状、競技場を使っての整列なので、出店等を含む競技場内の準備と被らないようにするためだったり、整列を担当するスタッフが他の仕事と兼務していたりすると、開門直前では管理できないのでは?的理由が容易に想像できる。
整列する場所に競技場を使わない、スタッフを増やす(=経費増大)みたいな対応の可能性はあるとは思うが、フロンターレがその検討をしていないとも思えないし、検討した上での現状なんだとは思う
朝抽選イヤなら指定席購入
という手段は消費者側に残されている。私自身も、ホーム自由Aから指定席に2018年に移動した。理由は、2017年の優勝で今後ますます観客が増えると予想したから。
実際、列抽選でも私が参加してた2015年頃までは、人気の試合でも4桁の列抽選参加者になるのは年に一度あるかないか、感覚的には少ないと400程度、多くても、800程度だったのが、2018年以降はかなりの確率で4桁だったという話しもきいている。
つまりは列抽選参加しても、良い席確保が困難。だったら最初から列抽選しなくて良い席を選べば良いだけの話。シーズンチケットを自由席から指定席にすると最低2倍程度の価格になるので、予算的にキビしいという意見も理解できるが、そこは資本主義、需要と供給のバランスで価格があがっても致し方ないところ(それでもフロンターレのチケットは他クラブと比較すると安価)。
ただ、新規シーズンチケットの購入が抽選の状況なのは、なんとかしたいところ。ただ、それって競技場大きくするしか根本的解決方法がないのも真。