川崎Fvs横浜FM@等々力

川崎の強さを改めて感じたゲームでしたね。感じたことを順不同で。

横浜FM GKオビ選手の足元が不安

ゴールキックの際も大きく蹴り出さない。ボールを保持しするサッカーな横浜FMだらなのか、オビ選手のキックに不安があるのかわからないですが、この試合中、オビ選手へのバックパスに不安を感じる部分が何度かありました、直接タッチを割ってしまうシーンもあったし。シュートストップはよいモノがあるけれど、横浜FMのサッカーをするなら、もう一段、足元の技術を高める必要があると思います。

川崎Fのワンツーは見事

本当に徹底してますね。あっさりワンツーを成功させて、チャンスを構築している。サッカーの中で基礎中の基礎といえる技術ですが、それだけで、歓声がでてしまうくらい。クラブによって戦術は違うにしても、全クラブ、川崎のワンツーをマネする練習をした方がよいのでは?と思うくらい。

横浜FM樺山選手は注目

前半で交代したのはプラン通りなのか、体力不足なのかわからないですが、彼のドリブルは、川崎の脅威になっていました。少し孤立する場面があったので、もう少しのサポートがあれば、もっと生きますね。川崎戦で目立ってしまったので、次節以降、対戦相手がどんな対策をしてくるのか?対策に屈しないのかというのが楽しみです。

前田大然選手の守備は驚異

後半から投入された前田選手、足元の技術というよりも、足の速さを生かしたスペースに走り込むのが特徴の選手ですが、彼の守備は結構効いてました。彼の素早い「寄せ」が結構なプレッシャーとなり川崎Fがボールロストしたシーンが何度かありました。これはポゼッションを指向するチームが相手の場合は、武器になる感じがあるので、注意が必要ですね。

なぜ、三笘選手は止められないのか?

本日、2021年Jリーグ開幕。ということで、去年、MVP級の活躍をした三笘薫選手のドリブルが何故とめられないのか?を語ってみます。

三笘選手は元々ドリブルの得意な選手です。

三笘選手、大学時代からドリブラーでした。2017年天皇杯で筑波大学が仙台に勝利した際(いわゆるジャイキリ)の時の1点目も長いドリブルからのゴールをしています。

【ハイライト】ベガルタ仙台×筑波大学「第97回 天皇杯 2回戦」 – YouTube

そして、2020年の衝撃だったのがこれ、

【川崎F 三笘薫|2020プレー集】ファン・サポーターが選んだ2021期待のJリーガー5人【2021のヒーローになれ】 – YouTube

このビデオの最初のシーン、川崎Fvs横浜FM@等々力の三笘選手のドリブルからの小林悠選手のゴール。一度は観たことがあると思います。

2つのドリブルからわかる基本的なこと、右足を多用して前進するスタイルであるということです(って誰でもわかることですが)。

特徴的なのは、小林選手へのラストパス。右側に居る選手に右足アウトでパスをしている。三笘選手は、このパスの精度が異様なまでに高いのです。それが象徴されるシーンがこれ

【公式】ハイライト:鹿島アントラーズvs川崎フロンターレ JリーグYBCルヴァンカップ GS 第2節 2020/8/5 – YouTube

ルヴァン杯対鹿島戦の旗手怜央選手にアシストした3点目(1:30〜)、左サイドの三笘選手が右サイドの旗手選手にグランダーのクロスを送るのですが、これが右足のアウト。ボールにかなりの回転がかかり、DFとGKの間を通り抜けて、逆サイドまでクロスが到達し、旗手選手は難なくゴールを決めます。このシーン、通常であれば、左足でクロスをあげる場面です。でも、三笘選手は右足のアウトサイドを使ってます。

この右足のアウトサイドがくせ者です。左足でのクロスであれば、キックの前動作で、DFはクロスを簡単に予測できます(単に切り返されてしまうこともありますが)。

右足のアウトサイドが使えることによって、前への推進と右へのクロスを同一動作の中で使い分けができています。

もう一度、横浜FMの70m級ドリブルを振り返ってみてください。チアゴ・マルチンス選手を股抜きした際は、前方斜めへのドリブル、その後、同じ動作での小林選手へのラストパスと、両方のパターンを繰り出しています。

では、どうやって止めるのか?

同一事前動作で複数の選択肢を持っている三笘選手を止めるには、

  1. 左足を使わざる終えない状況を作りミスをさせる
  2. 選択肢を複数のDFでカバーし、バックパスをさせる

くらいしかないのが現状だと思います。

早く4大リーグに移籍してください!って感じです。

ゼロックススーパーカップ2021感想。今年も川崎Fが独走しそうな予感

去年レベルの戦力で優勝できるなら、不安は、選手の怪我と、夏野移籍市場で、三笘薫選手、田中碧選手、旗手怜央選手に移籍の可能性があるくらいかな。

メディアにも、中村憲剛選手引退・守田英正選手移籍がマイナス要因として語られていて、マイナスであることは間違いないのだが、去年の最初の10連勝には、中村選手は全く絡んでないし、守田選手もスタメンではないことが多く、それでも、10連勝できたっていう事実を忘れてる(ふりをする)というのは、有識者としては認識甘いと思う。

後半に至っては、確かに守田選手は効いていた。実際、ベストイレブンに選ばれているメンバー。川崎は、守田選手の穴を埋めるべくして、シミッチ選手・塚川選手・小塚選手を獲得。小塚選手はスーパーカップではベンチにもはいっていなかったが、シミッチ・塚川両選手は、そろって出場。完全フィットとまでは言えないが、少なくとも、ブレーキになっているような状況では無かった。家長昭博選手が川崎にフィットするまで時間がかかったことを考慮すれば、予想以上の順応の速さと言える。特に後半途中まで出場した、シミッチ選手は、運動量こそ守田選手より落ちるかもしれないが、守田選手以上のボールの落ち着かせ方やパスのフィードを期待できる部分など期待以上な働きをする予感もある。

さらに、決勝点アシストの遠野選手や新卒の橘田選手のフィット具合も悪くないというのが確認できた。

という状況を考えると、スーパーカップという、ガンバ大阪相手の公開トレーニングマッチは川崎としては選手のフィット状況を確認できつつ、他チームからみても今年も川崎は要注意だな、と思わせることに成功したと言える。

それにしても、川崎Fのスカウト陣の打率の高さと、見限りまでの速さはすごい。

2021年新体制発表会勝手にレビュー 3「ベガルタ仙台」

2021年新体制発表会勝手にレビュー 2 の続き

ベガルタ仙台

毎年の新体制発表会をそのままYoutubeで流した感満載。メディアは地元の新聞社・テレビ局メインというのは、いつものスタイルなんでしょう。
動画配信は素人レベル。ノイズがのりすぎていて辛い。コロナ対策で、透明板の仕切りで選手同士を隔離して、マスクを無しで登場させるのはよく練られた案なのだけど、そえを映像にすると、透明板で光が反射して、観にくくて仕方なかった。これなら、マスク着用で、仕切り板が無い方がよいと思いました。

手倉森監督の話しは流石。手倉森節炸裂。良いコンテンツ。社長?も「私の仕事は手倉森さんをつれてくること!」と言い切ったのにはかなり好感が持てた。選手インタビューは、同じ質問を全加入選手が答える形式で、冗長すぎ。前述の仕切板問題もあって、とても残念という印象。5.0点

川崎フロンターレ

安定の川崎クオリティだけど、ながすぎ。全体で4時間近く。とはいえ、中村憲剛さんの今後の活動、三笘選手の寸劇、スポンサーの宣伝等そつの無い構成。記者向けな雰囲気はほとんど無いので、普通にYoutubeコンテンツになっているところが観ている立場としては良かった。
序盤に配信のトラブルが発生しましたが、トラブったYoutubeだけではなく、Lineライブ等でも流していたため、状況が理解できたので、いくつかの手段で配信するのは、手間がかかるけど、リスクを減らせるというメリットあるんだなーと実感しました。6.0点。

FC東京

ほぼサポーター向け。モデルを使った新しいユニフォームのスポンサーのニューバランスのアパレルから始まる、新体制発表会としてはかなり珍しいスタイル。そのニューバランスの紹介から、ユニフォーム紹介、新加入選手紹介等、かなりスムーズな流れ。
とても良かったのは、冒頭に、MCが登壇者はソーシャルディスタンスを考慮した距離をとって登場するので、マスクは着用しません!と事前に説明があったこと。
そのため、新加入選手の紹介も1回に2〜3名を紹介するというスタイルで、話しも聞きやすかった。時間も約1時間にしっかり収まっていてスッキリ。「クールな東京」を象徴するような新体制発表会でした。全体の構成・配信オリティなど、今までのところ、もっともプロっぽい内容でした。7.0点。

クラブ日時
北海道コンサドーレ札幌1月16日
徳島ヴォルティス1月17日
大分トリニータ1月17日
清水エスパルス1月15日
ベガルタ仙台1月21日
川崎フロンターレ1月23日
FC東京1月25日

2021年1月4日 ルヴァンカップ決勝 FC東京vs柏感想と、天皇杯との比較

どちらもカウンター指向の守備的サッカーなチームなので、塩試合になるかなーと思っていたけど、早い時間に東京が先制したことによって、多少の見所があったようにはおもうが、同点になってやっぱり塩試合になってしまった。

最終的には、オルンガ不発で、アダイウトンのスーパープレーでの得点で東京勝利の優勝。

東京が安定して勝てないのは、前線の外国人の個人技に依存しているところが大きく、守備はある程度計算できるが、攻撃は水物なので、博打要素が大きいからだと思う。まぁ、失点しなければ、負けないわけだから悪いとも言えないのだが。

とはいえ、そういうカウンター指向のチーム同士がタイトルをかけて一発勝負で戦えば、守備的になり、DFは、繋ぐ意識よりも、安全にクリアするようになり、内容としては面白みのかける試合になりがちで、点差が無い時には、そういった展開だったと思う。

一発勝負といえば、元旦の川崎vsG大阪の天皇杯。戦術比較の点でいえば、天皇杯の方が何倍も面白かった。というのも、構図がハッキリしていたから。もちろん、川崎もG大阪も失点を絶対避けたいからリーグ戦よりも多少守備的な感もあったが、両チームとも狙いがハッキリしている分、ストーリー性があった。一見、ボールを持つスタイルの川崎が優勢にみえていたが、G大阪が敢えてボールを持たしているというようにも捉えられた。川崎は常に攻撃的なサッカー、G大阪は失点しないように守備的なサッカーだったが、主導権にぎって攻撃する時間も要所要所でつくるサッカーで見応えがあった。

守備的なサッカーが悪いわけではないが、攻撃はカウンターのみの様なサッカーだけだとどうしてもつまらない内容になってしまう。もちろん、勝ちに拘れば、その方がよいのかもしれない面も多々あるのだが、ショーとしてとらえるのであれば、アクティブに攻撃する手段を、特に上のカテゴリーのチームには常にもっていてほしいと再認識するようなルヴァンカップ2020だった。

三笘薫選手はいつ海外移籍するのか?

川崎以外のサポからすれば、早く海外移籍しろ!というのが三笘薫選手の2020年度のパフォーマンス。実際、海外移籍するとは思う。

では、いつ海外移籍するのか?

なんの根拠もない予想では、早くても2021年シーズンが終わってから。理由はひとつ。東京オリンピック出場機会を得ることを考えたら、少なくとも2021年前半には国内クラブに在籍していたほうが有利だから。

2021年1月1日 天皇杯 川崎vsG大阪

結果は1-0でフロンターレ。優勝という点では妥当な結果。

ガンバの勝利は、フロンターレが相当なミスを犯すか、スコアレスでPK戦に持ち込むくらいしか可能性を感じなかった展開。三笘薫選手の1点だけで済んで良かったんじゃないかという状態だった。

2021年シーズンは守田英正選手が抜けるとはいえ、2020年のフロンターレの主力メンバーが変わらなければ、そう簡単に地力がおちるとは思えないので、間違い無く優勝候補ということがわかった第100回天皇杯でした。

J1チームは、準決勝からの登場で、2回の勝利で優勝だったので、タイトルの価値があるのか?と天皇杯出場ができなかったJ1チームは思うかもしれないが、コロナ影響の2020年度のレギュレーションはわかりきっていたわけで、リーグ戦で2位までに入れなかったという事実があり、実力不足。

ベストイレブン2020結果感想と2021年も川崎の年になる予感の理由

リーグ戦の結果からすれば順当だったのだろうけど、川崎から過去最多の9名がベストイレブン。優秀選手33名中13人が川崎からというのも11人の競技人数ということを考慮すれば異常。5人交代枠というところの影響が大きかったとは思う。

この中で嬉しかったのはどちらかというと地味な存在である山根視来選手と登里享平選手のベストイレブン受賞。2人には失礼なコメントになってしまうが、川崎以外では、優秀選手にも入る可能性が低かったと思う。もちろん、チームプレーが大事な競技では、個々の能力が評価のすべてではないが、本人達の力以上の結果を出せた原因は、今期の川崎の総合力の高さだったと思う。

そして2021年シーズン。9名の川崎ベストイレブンで何人がそのまま在席するのだろうか?というところが来季の成績に大きく影響するのは間違いない。国内移籍はよっぼど大金積まれない限りありえないし、コロナの影響を考えたら、国内チームが川崎から引き抜くのはあまり考えにくい。可能性があるのは、田中碧選手、三笘薫選手、守田英正選手の海外移籍。とはいえ、これもコロナの影響で、通常の年よりも、可能性が低くなるだろうし、海外ならどこでも良いということもないだろうとは思う。移籍があるとすれば夏以降かな?とは思う。海外という観点では、旗手怜央選手の海外移籍の可能性もあると思う。

もうひとつ、川崎の来季の成績がある程度上位予想ができる要因の1つが、今回のベストイレブンのポジション。至上最高得点をとったチームなのに、ベストイレブンは、GK、DF、MFの9名で、FWから選ばれてないという点。単純に守備の安定し、その点、ある程度、来季も計算できるはずで、大崩れしないことが予想できる。

逆に狙われポイントとしては、優秀選手には選ばれてない選手。具体的には、山村和也選手、長谷川達也選手、下田北斗選手、車屋紳太郎選手、齋藤学選手の去就。海外移籍はないだろうが、他チームであれば、スタメンを張れるメンバーなので、出場機会を求めて、国内移籍の可能性はあると思う。川崎からしたら、このメンバーが抜けたとすると、同等レベルもしくはそれ以上の選手を獲得するのは困難だし、仮に獲得できたとして、すぐに川崎にフィットできるとも思えないので、川崎包囲網をつくるなら、他のチームは、このあたりのメンバーの獲得を目指すのがよいかもしれない。

2020年12月16日 川崎vs浦和@等々力陸上競技場、2020年のフロンターレの崩し方

今年のフロンターレ、本当に穴が少ないチームでしたね。この試合も、浦和がPKで先制するも、後半たたみかけて、守田選手のJリーグ初得点、三笘選手の新人最多に並ぶヘディングでの得点、憲剛選手、小林悠選手の阿吽の呼吸のノールックでの川崎らしい得点での完勝。試合通して、浦和が勝てる要素は本当に少なく、順当な結果だったでしょう。

33節終わって、川崎は3敗。相手は、名古屋、札幌、大分。大分戦は早い段階での10人での戦いになったこともあり、あまり参考にはならないですが、名古屋・札幌については、戦い方に多少の共通点、兎に角前からプレッシャーというのがあったかと思います。

兎に角プレッシャーを欠け、ミスを誘って先制、その後、その1点を守るというのが現実的な川崎対策だと思います。うまく先制できなければ、体力削られるだけで後半持たないし、疲労が溜まれば、次節への影響もあるので、諸刃の剣という気もしますが、短期的に勝利するなら、その方法が現実的だったのが2020年だと言えるでしょう。

では、最終節で対戦する柏はどうでしょうか?前からプレッシャーに来るのか?うまくはめられるのか?残念ながら、オルンガ選手の守備では、おそらく難しいでしょう。実際、第4節で対戦したときには、オルンガ選手は全く機能せず、前半交代になっています。柏からすれば、コロナでの練習不足等を理由にしているかもしれませんが、それは、どのチームも同じ。その後の試合でも、オルンガ選手が守備で貢献しているところは、あまり目立って無いような気がします。(柏の試合を全部観ているわけではないですが)。

2020年12月5日 清水vs川崎@IAIスタジアム日本平

初、日本平。やはり専スタ最高ですね〜!

見やすさ、臨場感、トラックのある競技場とは大きく違いますね。けっして、競技場がダメというわけはないけど、友人・家族・恋人(候補含む)を初めてサッカー観戦につれていくなら、サッカー専用スタジアムの方がよいかもしれません。

日本平に限っては、屋根があるシートがほぼないので、雨や晴天時の太陽の光はきになるところではあるし、コロナ禍の中ということを考えると、試合終了後のシャトルバスの混みようは、正直、気になった感じでした。1万人弱の入場で、あの混みようだと、通常時の満席の試合だと、さらにカオスな状況になるのは容易に想像できるし。アクセスの利便性の改善は、一部のスタジアムは、大きな問題だけど、良い解決方法は永遠の課題なんだろうな。。。という気はしますね。

試合結果はというと、清水先制、川崎追いつき、清水追加点、そのまま、清水が逃げ切れるか?というところで、川崎再度おいつく、という展開。清水側からすれば、金星逃がした感が残る試合、川崎側からすれば、優勝直後ということもあり、しっかり勝ち点3で締めたいところだったしで、お互い満足できる結果ではなかったかもですね。それでも、清水からすれば、ルヴァンとリーグの一試合目の大量失点負けと比較すれば、監督変わって結果がでたという感じもあるかもしれません。

その他、個別で気になったのは、清水側は西沢選手、攻守に機能してました。エウシーニョ選手(エウソン)は、対三笘選手を最初の1回だけがっつり抜かれましたが、三笘勝利は、その1回だけだった気がするので、エウソンは守備も固いんだ。。。ってのは、結構新鮮でしたね。三笘選手の最初のボックス進入、ダミアンへのセンタリングからのシュートをGK大久保選手はじいたシーン、あれが入っていたら、川崎大量得点になった気もしますので、MVPを選ぶなら、個人的には大久保選手でした。

川崎は、ジェジエウ選手が気になったところ。彼のフィードがひっかかって、というかパスミスで、ピンチになったシーンが散見されましたね。途中交代だったし。

それと、登里選手の腰痛悪化で、これで、車屋選手も怪我が発表されたので、左サイドが居なくなっちゃいましたね。FW登録旗手選手が、左SB交代ででてきたけど、まぁ、器用。普通にできてましたね。おそるおそるであろうけども。

次節、vs鳥栖は左サイドをどうするのか?楽しみだったりします。