なぜ、三笘選手は止められないのか?

本日、2021年Jリーグ開幕。ということで、去年、MVP級の活躍をした三笘薫選手のドリブルが何故とめられないのか?を語ってみます。

三笘選手は元々ドリブルの得意な選手です。

三笘選手、大学時代からドリブラーでした。2017年天皇杯で筑波大学が仙台に勝利した際(いわゆるジャイキリ)の時の1点目も長いドリブルからのゴールをしています。

【ハイライト】ベガルタ仙台×筑波大学「第97回 天皇杯 2回戦」 – YouTube

そして、2020年の衝撃だったのがこれ、

【川崎F 三笘薫|2020プレー集】ファン・サポーターが選んだ2021期待のJリーガー5人【2021のヒーローになれ】 – YouTube

このビデオの最初のシーン、川崎Fvs横浜FM@等々力の三笘選手のドリブルからの小林悠選手のゴール。一度は観たことがあると思います。

2つのドリブルからわかる基本的なこと、右足を多用して前進するスタイルであるということです(って誰でもわかることですが)。

特徴的なのは、小林選手へのラストパス。右側に居る選手に右足アウトでパスをしている。三笘選手は、このパスの精度が異様なまでに高いのです。それが象徴されるシーンがこれ

【公式】ハイライト:鹿島アントラーズvs川崎フロンターレ JリーグYBCルヴァンカップ GS 第2節 2020/8/5 – YouTube

ルヴァン杯対鹿島戦の旗手怜央選手にアシストした3点目(1:30〜)、左サイドの三笘選手が右サイドの旗手選手にグランダーのクロスを送るのですが、これが右足のアウト。ボールにかなりの回転がかかり、DFとGKの間を通り抜けて、逆サイドまでクロスが到達し、旗手選手は難なくゴールを決めます。このシーン、通常であれば、左足でクロスをあげる場面です。でも、三笘選手は右足のアウトサイドを使ってます。

この右足のアウトサイドがくせ者です。左足でのクロスであれば、キックの前動作で、DFはクロスを簡単に予測できます(単に切り返されてしまうこともありますが)。

右足のアウトサイドが使えることによって、前への推進と右へのクロスを同一動作の中で使い分けができています。

もう一度、横浜FMの70m級ドリブルを振り返ってみてください。チアゴ・マルチンス選手を股抜きした際は、前方斜めへのドリブル、その後、同じ動作での小林選手へのラストパスと、両方のパターンを繰り出しています。

では、どうやって止めるのか?

同一事前動作で複数の選択肢を持っている三笘選手を止めるには、

  1. 左足を使わざる終えない状況を作りミスをさせる
  2. 選択肢を複数のDFでカバーし、バックパスをさせる

くらいしかないのが現状だと思います。

早く4大リーグに移籍してください!って感じです。

ベストイレブン2020結果感想と2021年も川崎の年になる予感の理由

リーグ戦の結果からすれば順当だったのだろうけど、川崎から過去最多の9名がベストイレブン。優秀選手33名中13人が川崎からというのも11人の競技人数ということを考慮すれば異常。5人交代枠というところの影響が大きかったとは思う。

この中で嬉しかったのはどちらかというと地味な存在である山根視来選手と登里享平選手のベストイレブン受賞。2人には失礼なコメントになってしまうが、川崎以外では、優秀選手にも入る可能性が低かったと思う。もちろん、チームプレーが大事な競技では、個々の能力が評価のすべてではないが、本人達の力以上の結果を出せた原因は、今期の川崎の総合力の高さだったと思う。

そして2021年シーズン。9名の川崎ベストイレブンで何人がそのまま在席するのだろうか?というところが来季の成績に大きく影響するのは間違いない。国内移籍はよっぼど大金積まれない限りありえないし、コロナの影響を考えたら、国内チームが川崎から引き抜くのはあまり考えにくい。可能性があるのは、田中碧選手、三笘薫選手、守田英正選手の海外移籍。とはいえ、これもコロナの影響で、通常の年よりも、可能性が低くなるだろうし、海外ならどこでも良いということもないだろうとは思う。移籍があるとすれば夏以降かな?とは思う。海外という観点では、旗手怜央選手の海外移籍の可能性もあると思う。

もうひとつ、川崎の来季の成績がある程度上位予想ができる要因の1つが、今回のベストイレブンのポジション。至上最高得点をとったチームなのに、ベストイレブンは、GK、DF、MFの9名で、FWから選ばれてないという点。単純に守備の安定し、その点、ある程度、来季も計算できるはずで、大崩れしないことが予想できる。

逆に狙われポイントとしては、優秀選手には選ばれてない選手。具体的には、山村和也選手、長谷川達也選手、下田北斗選手、車屋紳太郎選手、齋藤学選手の去就。海外移籍はないだろうが、他チームであれば、スタメンを張れるメンバーなので、出場機会を求めて、国内移籍の可能性はあると思う。川崎からしたら、このメンバーが抜けたとすると、同等レベルもしくはそれ以上の選手を獲得するのは困難だし、仮に獲得できたとして、すぐに川崎にフィットできるとも思えないので、川崎包囲網をつくるなら、他のチームは、このあたりのメンバーの獲得を目指すのがよいかもしれない。

明治安田生命J1リーグ2020年ベストイレブンとMVPを[ネタとして]予想する

メディアだったら「どこよりも早い」なんていう枕詞を使いそうだけど、現時点(2020年11月27日)でのベストイレブン予想をしてみたいと思う。

もちろん、全試合観ているわけでもないし、全ダイジェストも観ていないので、数字だったり単なる印象だったりでの選択なので、信憑性は高くないはず。

(すべて敬称略)

フォーメーションは433を選択

ポジション選手
GKチョンソンリョン
DF山根視来、谷口彰悟、ジェジエウ、登里享平
MF守田英正、大島僚太、家長昭博
FWレアンドロ・ダミアン、小林悠、三笘薫
次点:田中蒼、脇坂泰斗

MVPは、谷口彰悟

ネタです。次元を越えた優勝の川崎フロンターレから全員選んでみました。というか、フロンターレからベストイレブン考えるのも結構苦労。実際はあり得ないベストイレブンであるが、この中から何人選ばれるのか?という感じですね。

では、フロンターレ以外から選ぶとどうなるのか?システムは4231。

ポジション選手
GK東口順昭
DFチアゴ・マルチンス、マテイ・ヨニッチ、西大伍、吉田豊
MFマルコス・ジュニオール、山口蛍、イニエスタ、江坂任、古橋亨梧
FWオルンガ
次点:エヴェラウド、清武弘嗣、マテウス

MVPは、オルンガ

なんか偏りがある気がするし、忘れている選手も多々居そうだけど、本日時点でのベストイレブン、MVPはこんな感じで。ここに挙げた人数だけで、次点も含めると、28名。それを考えると、約30人が選出される優秀選手賞もかなり狭き門なのね。