2022 J2 町田 vs 水戸@ギオン(2022/07/06)

久しぶりのレビュー(悲しい)。

決めるところを決めないと、こういう結果になるという典型。

試合開始15分で町田は2得点。この2点とも素晴らしいゴールだった。

ターニングポイントだったのは後半。平河選手の抜けだしから、GKと2:1(町田が2人、平河選手と平戸選手)のになった場面。2点リードの状況でもあるし、前目の選手としたらシュートしたい気持ちはよくわかるが、チームプレーに徹するのであれば、平河選手は、より確実性の高い平戸選手へのパスを選択するべきだった。パスがうまくいかず、せっかくの決定機を活かせない可能性はあるけれども、シュートを選択し、GKに防がれてしまったコトが、試合通しての全体の流れを大きく変えてしまった。平河選手か平戸選手のシュートが決まって3-0になっていれば、その時点で、ほぼ町田の勝利は苦確定していたと思う。

まさに、決めるべきタイミングで決めとかないとこうなるという典型。

さらに危険度の高い2点差。

そして水戸が得点し2-1。サッカーでは2点差が危ないとよく言われるが、まさにその状況での失点。後ろの選手は1点差を守り切ろうとするし、前の選手は再度セーフティするために得点がほしいところで、チームとしての統一の意識がなくなっていた。

その結果2-3で町田の敗戦。選手は猛省しなければならない試合。

選手起用にも不満が残るし、菅沼選手をボランチで使うとか、リスクの高い選択をしたのはポポビッチ監督不在の影響なのかも。

2022 J1 川崎F vs 湘南@等々力(2022/05/25)

川崎の今年はやっぱり厳しい。三連覇はイエロー信号。過去2年とは全く違う。

今までのところ3敗。全部4失点。今期失点の多い理由の1つは、ジェジエウのケガ。3月に来日していたのもあり、5月には復帰かと思っていたが、いまだ、その雰囲気がない。川崎の成績が上向くか?はジェジエウの復帰に掛かるところが大きい。もちろん、得点力不足な面もある、昨年までのように1試合3点取れている試合が一度も無いのは、間違いなく得点力不足。これは大島僚太と登里享平の復帰と宮城天の覚醒が必要。

湘南。良い試合はしているけれど、おもうように勝ち点が奪えてない状況。今の状況が続くと、降格圏脱出はキビしい。この勝ちを勢いにしたいところ。

2022 J1 川崎F vs 福岡@等々力(2022/05/14)

想定通りの結果、というだけの感想。ただ、去年・一昨年の川崎なら3点取ってた試合。今年、未だリーグ戦で3点とれた試合がない川崎、やはり攻撃力は落ちている印象。

2点目の車屋紳太郎の得点時、福岡、前寛之の抗議がしつこくて残念過ぎた。子供に見せたくない抗議。本人からすれば、顔に手が入っているいる事実をアピールしていたのだろうけど、そもそもコーナーキッカーを全くみてなく、谷口彰悟のジャマをしようとしていた場面での接触。福田さんの解説通り、あの状況でファールにするのはキビしいと思われる。

2022 J1 清水 vs 川崎F@IAI(2022/05/07)

川崎としては、正直、もう一点とって試合を決めたかった。去年・一昨年なら、そういう展開。とはいえ、脇坂の1点目は川崎らしいパスを繋げて崩してのきれいな形。久しぶりにそういうゴールが観られたのはよかったところ。

清水は、戦術がよくわからない感がここ何年も続いている感じ。鈴木唯人をはじめ、前目の選手の個の能力に頼りすぎているところをなんとかすべき。原輝綺がベンチにもはいっていなかったのが川崎に有利にはたらいたところはあると思う。今年も残留争いに巻き込まれる可能性を感じずにはいられないけれど、ここ数年、残留手段としてつかっていた「困ったときの監督平岡」が今年は使えないので、どうやって残留するのかみもの。IAIは来年も行きたいので是非残留してほしい。

それにしても、IAIは、いわゆるゴール裏席でもゲームが楽しめるので、本当に良いスタジアム。老朽化は気になるところだし、屋根はつけてほしいけれど。

2022 J2 町田 vs 徳島@ギオン(2022/05/01)

町田からすれば決めるときに決めないと、こうなるという結果な試合。徳島からすれば、耐えるところは耐えて、ミスを見逃さず仕留めたといえる、徳島の完勝。ただ、徳島の目指すサッカーとはほど遠いイメージ。全体的な支配率は常に徳島がまさっていたけれど、アタッキングサードに入るというか、攻撃の怖さ的には、確実に町田。ただし、それを決めきれない町田とも言える感じ。

後半は、場所によってはボールが止まるような水浸しなピッチ。町田(市)には水捌けの改善を希望するところ。とはいえ、町田市にはバックスタンド整備というものすごい貢献があるので、まったく文句はないけれど。

2022 J2 千葉 vs 大分@フクアリ(2022/04/30)

大分には大きなターニングポイントになった試合になるかもしれない。下田を左サイドハーフ、ネットと弓場のダブルポランチ、高畑の初先発と大きく変更して、かつ、大きな結果が得られたゲーム。弓場のボールのチラし方、ネットの鋭い縦パスは見事だった(ネットのパスはまだ受け手が対応できてないけれど)。変えたメンバーでの0-3は収穫しかないと言える。次の大宮戦も、弓場・高畑は先発してほしいところ。

千葉は良いところ無く3失点。熊谷アンドリューの荒さはなんとかしてほしい。いつもプレーが荒い。

2022 ルヴァン杯 鹿島 vs 大分@鹿島スタジアム(2022/04/23)

J2クラブがルヴァンのグループリーグに出場する意味は?という根本的な問題をさっ引いても、連戦中でどちらかといえばリーグに集中したい大分にとっては、Bチームがスタメンのゲームになってしまうのは致し方ないところ。

鹿島は、次節まで日程的に余裕もあるので、Aチームメンバー構成もありうるのだけれど、控え選手の出場機会の考慮もあって、ピトゥカや上田綺世はベンチ外。

前半は、PKシーン以外はどちらも決定機といえる決定機は無かった。カテゴリーをほぼ感じない内容。大分はBチームの割にがんばっていたようにみえた。

羽田健人のレッドカードシーンは、残念のひとこと。故意ではないだろうけど、ボールにチャレンジしていないことからもレッドは当然。PKが大分西川幸之介の好セーブによって防げた前半をスコアレスの0-0で折り返せたのは大分にとっては良いことだったが、退場者をだしてしまったことで、鹿島が後半3点取り、試合を決めた格好。

3点ともキーパーとしてはノーチャンス。大分としては、シュートに対して詰め切れてないという細かいミスもあるけれど、特に1点目・3点目は決めた方を褒めるべきであって、試合全体でみれば、それほど差があった感じはしなかった。何回かあった大分のセットプレーで得点がはいっていれば、別の展開もあったと思う。

2022 J2 盛岡 vs 大分@北上(2022/04/16)

強化費の違いがモロにでたゲーム。J1では最下位レベルの大分強化費だけれど、J2下位と比べればもちろん潤沢。岩手は弱者の戦い方ではあるが、ここまで3勝、昇格組としては、いまのところ及第点。リーグ序盤の(情報が少ないという)昇格組のアドバンテージが薄れていく今後は、少し厳しい戦いになるかもしれない。ただ、岩手の今季目標であるJ2残留の可能性は結構感じられた。

大分10番野村直輝の存在が大きすぎた。一点目のゴールのテクニック、惜しくもゴールにならなかったが呉屋に出したワンタッチラストパス、比較的地味な大分のサッカーの中で、魅せるサッカーができる貴重な選手であること再認識。ケガがちのフィジカルではあるが、彼が試合に出続けられるなら、J1復帰もかなり現実的ではなかろうか。

2022 J2 町田 vs 山形@GIONスタジアム(2022/04/17)

前半町田ペース、後半山形ペース。町田からすれば前半取れるときに得点できなかったのが引き分けてしまった理由。支配率では山形有利だけれど、ゲーム全体を通して、コントロールしていたのは町田だし、得点の匂いも町田の方が多かった。

どちらも10番(平戸太貴・山田康太)の得点。ふたりともチームの柱。両チームともに、夏の移籍期間が怖いところ。

山田康太の得点は、70m程度ドリブル、ひとりで持ち込んでのシュートだったので、ニュースにもなっているけれど、完全に町田のあり得ない油断。だれかが止めるだろう。。。的な感じでドリブルさせてしまい、シュートの場面のブロックにいけてない。あの瞬間だけ守備がおろそかになっていた。もちろん、決めた山田康太はすばらいかった。