2022 J2 大分 vs 徳島@昭和電工ドーム「塩試合」

ウノゼロといえば聞こえがよいけれど、どちらもたいした決定機を作れず、大分がセットプレーからの1得点の結果。ショートコーナーからの左右の揺さぶりで綺麗に決めた1点、伊佐耕平の折り返し、長沢駿のシュートは確かに素晴らしかったけれど、ダイジェストを観てもわかるとおり、それ以外、得点の匂いがする瞬間はあまりなく、どちらのチームもセーフティに試合をすすめ、失点したくないオーラバリバリだった。

特に、徳島は、ここ4試合無得点。これでは、来場者が増えるわけないという状況。失点を減らすことも重要だけれども、得点しないことには観客増えない。

ホームの大分、とりあえず勝ったことは収穫。ただし、バックパスを多用する戦略はなんとかしないと観ている方は飽きる。J1に居るなら、予算と勝ち点の関係で塩試合も致し方なしというところもあるけれど、J2予算規模中位〜中上位の大分で、J1時代の戦略はちょっと残念。

2022 J2 山形 vs 岡山 レッドカード事件の着地点は

最初に

今回の事象、これは、誤審ではなく、ルール適用の間違い。誤審は、AともBとも判断できる場面において、本来AだったのをBと判断してしまうこと、判断については、判断する人の持っている情報によって異なるだが、今回は、だれもが事象を理解していてその部分では揺らぎが無い。そして、そもそもレッドカードの適用がされないわけだから、完全にルール適用の間違い、まず、この2つはしっかりわけて考えなければならない。

Jリーグは自分らでも判断をあきらめ、国際サッカー評議会(IFAB)に委ねた格好。再試合をする・しない、という、いずれにしても角が立つ慎重を要する判断を諦めたということ。責任を被らないうまい方法を思いついたと思う。

落とし所は2つ

1つ目は、レッドカード取り消しで、11人vs11人で間接フリーキックからやりなおし。山形にとって勝ち点ゼロだった試合で勝ち点を拾える可能性がでてくる扱い。
ルール上、山形が不利益を被ったのは間違いないので、その点を是正するという意味では、この方法は最も真っ当だと思う。仮に、事象発生時点で、レッドカード取り消しになっていれば、岡山だって文句は言わなかったはず。それがルールだから。

2つ目は、レッドカードは取り消し(=次節、該当GKは出場可能)。ただし、試合はそのまま成立。レッドカード絡みの誤審で再試合という事象、少なくともJリーグでは、再試合したことがなく、新たな事象を作ってしまうことになる(そして、エラい人たちは前例の無い事をやりたがらない)。日程面や費用面(不成立試合のチケット払い戻しや再販売、アウェイ選手の移動費用)を考慮したら、再試合はキビしいという判断もできる。

最初からやり直しや、何も変更しない(レッドカードも適用)というオプションもあるけれど、Jリーグミスを認めている以上、この2つのオプションはありえないと思う。

懸念することとしては、、この勝ち点3が、シーズン終了後に、山形・岡山の立ち位置に影響を与えないか?という点。昇格や降格に影響あたえなければよいな、と思うところ。

2022 J2 町田 vs 千葉@野津田

疑わしいジャッジが少なくとも2回。

アラウージョが抜け出した場面は、アラウージョの抗議に対してイエロー提示だったが、どうみてもDOGSO案件。

後半終了間近の町田のコーナーキックの場面、熊谷アンドリューが深津への頭突き。これも1発レッドで良い案件。

アラウージョの場面移行、荒れた試合になったし、ジャッジが壊した試合になってしまった。

同節の山形-岡山のGKへのレッドもヒドイ競技規則の適用ミス(誤審ではない)もあったし、今節は呪われていたかも。

残念。

2022 J1 川崎F vs C大阪@等々力

C大阪の大勝。結果的には、谷口のパスミスが原因の1失点目がこのゲームの行方を決めてしまった格好。3失点目も谷口のミス。この試合は残念ながら谷口がゲームを壊してしまった。もちろん、乾、山田の決定力も素晴らしかった。

2022年3月29日 日本vsベトナム

多くの日本サッカーファンががっかりしたのは間違いないところ。

ベトナムは格下という認識に間違いないところだけど、過去の戦成績をみても、W杯二次予選で対戦する相手のように大量得点になった試合はなく、また、今回最終予選まで勝ち進んでいるのだから、他の東南アジア諸国よりも強いのは当然。FIFAランキングでは、格下ではあるけれど、楽なゲームでは最初からなかったのかもしれない。

見どころは、後半途中までのMFトリオ(旗手、原口、柴崎)と後半途中からのMFトリオ(田中碧、守田、南野)でもゲーム運びの違い。フォーメーションを4-3-3から4-2-3-1っぽく変更したからというのもあるのだけど、明らかに後半途中からのメンバーの方がボールの落ち着きや、縦パスの頻度の点で良かった。この試合だけみれば、前半メンバーは残念な感じだった。

それと結果的に、前節でオーストラリアに勝利しておいてホントよかった。

2022 J2 仙台V vs 町田@ユアスタ

ここまで負け無しの仙台と1敗の町田、お互い調子の良いチームの上位決戦。

しかし、結果は0-3で町田圧勝。今回は特別町田の調子が良かった、という感もあるけれど、今の町田はかなり強力、というか穴が無い印象。特に攻撃陣。

FWはセンタータイプ、ウィングタイプが豊富すぎる印象。ベテランが多いのにはきになるところだけれど、夏場を考えれば、休ませつつ起用できるのが大きい。

MFも強力だが、こちらが、髙江麗央、佐野海舟に固定気味なのが気になるところ。青森山田出身ルーキーの宇野禅斗の躍進に期待したいところ。

仙台は、コロナ感染者の影響が大きかったのかもしれないけれど、今のママでは、自動昇格はキビしく、プレーオフ圏がギリギリな感じ。

2022 J2 東京V vs 町田@味スタ

東京クラシック。2022シーズン始まったばかりだけれど、上位対決。

ヴェルディの選手は流石に足元技術と連携の高さがうかがえる。対して町田はシンプルだけれどもゴール前までいく怖さと、個々の選手のアイディアが光るような戦い。

前半のヴェルディの得点までは、ボール回すけれども怖さのないヴェルディと、シンプルな攻撃で決定機を演出する町田という感じ。

最初の鄭大世の決定機、これが決まっていたら全く違った展開になったとは思う。左からくるボールに右足で合わせたので難易度の高いシュートだったとは思うけれども枠には飛ばしたかったところ。

2022 ACLプレーオフ 神戸 vs メルボルンビクトリー @ノエスタ

痺れた展開。神戸からみればもっと楽に勝てると思っていた試合だったと思う。

神戸からすればホームで戦えたのは結果的に大きかった様に思えた。今後のことを考えたらイニエスタをもう少し早く引っ込められる展開にしたかった。リーグ戦まで中3日とはいえ、延長まで戦ったのは次の清水戦に影響ありそう。

神戸からこのプレーオフの勝利で勢いにのりたいし、清水からすれば、神戸に対してアドバンテージあり。どちらも調子悪いのでより興味深い対戦。神戸が開幕からの勝ちなし記録を延ばしてしまうのか?注目ポイントかも。

2022J2第四節 長崎 vs 大分 @トラスタ

ペナルティエリア内のハンド誤審はゲームをぶっ壊してしまう典型例になってしまったこの試合。

前半終了間際のハンド判定。動画で確認するとかなり微妙。多くの人がハンド判定は誤審だと思うような感じ。

J2だからVARが無い。下平監督もインタビューで話していたとおり、J1でVARあればチェックがあり、かなりの確率でハンド取り消しになった事象だと思える。

こういった判定まで含めてサッカーだといえばそれまでだし、ペレイラも後ろに手を組む動作をしていればハンド判定にもならなかったとは思える。

ただ、この前半最後に2-1と長崎が逆転したのは、両チームの後半の戦術に大きな影響を与えたのは間違いないと思うと、ハンド判定によって拮抗したゲーム展開がくずれてしまったのは残念なところ。

なんにしてもクリスチャーノのゴールは見事。

2022J1第四節 川崎F vs 名古屋 @等々力

どっちが勝ってもおかしくない試合。名古屋からすれば、川崎にボールを持たせておいてカウンター狙い。シュート数・枠内シュート数は名古屋の方が上だし。

この試合特に目立ったのは橘田健人。今年のJリーグ、前半の目玉なのは間違いない。川崎目線でいえば、橘田が居ない時にどうするのか?が鍵になる。橘田が居ない時は、大島・シミッチを使っていたが、機能していなかった。大島はアンカーというより一列前でプレーした方がよいし、シミッチは悪くは無いのだけど、攻撃の広がりが少ない感じ。
松井蓮之・瀬古樹への期待は大きいけれど、控えにも入ってないのでまだまだなのかも。特に瀬古樹は控えに回るために移籍してきたわけではないだろうから早めに存在感だしてほしいところ。