横浜FC vs 川崎フロンターレ、川崎Fのスタメン・ベンチは誰だ?

ACL影響で、前倒しして実施される、J1第21節 横浜FC vs 川崎F。川崎FはU24も含め、5人が代表に。頻繁に出場している5メンバーがスタメンにもベンチにもおけないわけで、ここの試合が、今後の強さを維持できるのか、Bチームはやっぱり劣るのか?というところの分かれ目、試金石になるはず。

まずは、スタメン・サブメン予想。

GK: チョンソンリョン
DF: 登里、車屋、ジェジエウ、ゼイン
MF: シミッチ、脇坂、遠野
FW: 長谷川、小林、家長

控え:丹野、ダミアン、小塚、橘田、塚川、田邉

中二日、この試合を終えれば、少し間があくので、この試合だけを考えてメンバー選考可能というのは、両チーム状況は一緒。この時点でのベストメンバーを考えた場合、こんな布陣になるのではないかと予想します。

もっとも悩ましいのは、右サイドバック。今期、山根視来選手がフル出場ということもあり、セカンドチョイスが全くわからない状況。ポジションだけで考えれば、イサカ・ゼイン選手、田邉秀斗選手のどちらかがスタメンに名を連ねるはずです。どちらが出場しても初めての公式戦。流石にバックアップメンバーをベンチに座らせておきたいところですが、これも、チョイスがありません(それがあるなら、最初からスムーズにスタメンも決まる)。ということで、田邉選手もベンチ入り。それでもダメそうなら、塚川選手での対応になるのではないかと予想します。
場合によっては、塚川選手がファーストチョイスという可能性もあると思います。

答え合わせが楽しみですー。

川崎フロンターレvs北海道コンサドーレ札幌@等々力陸上競技場

中3日vs中7日が影響したのか、川崎側にいつもの強さがなく、セカンドボールを拾われまくった試合でした。中盤に、小塚和季選手を初スタメンにしたというのが、凶と出るのか吉と出るのか。。。というところでしたが、今日に限っては良い結果にならず、小塚選手はハーフタイムに、田中碧選手との交代になってしまいました。

小塚選手、ところどころ、小塚選手らしいプレーもあったのですが、川崎の他のインサイドハーフと比較すると物足りなさが残ります。もっとも改善しなければならないのはバックパスの多さ。他の川崎の選手であれば、前向きのパスにするだろうと予測できる場面で、いくつか後ろ向きになっていました。

守備の強度についても、田中碧選手の方が、現状、確実に上なので、より攻撃で違いをだせないと、小塚選手は、ベンチに入るのもキビしい状態になる可能性が高いです。

対札幌という点では、かろうじて勝利しましたが、今日の強度では、これからのリーグ戦やACLに不安が残る感じでした。

川崎ジェジエウ選手の2回のハンド検証

2021年5月4日、川崎フロンターレvs名古屋グランパス@等々力陸上競技場の63分20秒過ぎに発生したハンド疑惑。

確かに手には当たっていますね。とはいえ、ジェジエウ選手は、腕を身体にしっかりつけているので、故意に手でブロックしたわけでもないのは明白ですので、ノーハンドの判断はあきらかな間違いとは言えない状況、ノーハンドは納得の範囲かと思います。

93分15秒過ぎのシーン。直前で、柿谷曜一朗選手がフリックしているので、ジェジエウ選手はこのボールの起動を予想できなかった可能性は高いと思います。どちらかというと柿谷選手の動きに釣られて、左方向に移動しようとしたところで、手にあたった感じでしょうね。これはハンドにしてもよかったのではないかと思います。

川崎Fvs名古屋@等々力

2021年Jリーグの行方を考えたときに、大事な試合の第2戦。川崎フロンターレvs名古屋グランパス。

2戦目ということもあり名古屋はかなりの対策をしてきた。実際、スタッツにもそれは現れ、川崎としては珍しくポゼッション・パス数で下回った。

得点も3-2と、名古屋はあと一歩のところまで川崎を追い詰めたと言えるかもしれない。ただし、2得点は、稲垣祥選手とマテウス選手のゴラッソ。特にマテウス選手のゴールは100回蹴って1回入るかはいらないかのスーパーシュートだった。

ということは、そのくらいの偶然があっても川崎をうわまわることはキビしいともいえるのかもしれない。ま、川崎もOGという運もあったけど。

名古屋vs川崎F@豊田スタジアム

ほこ×たて対決と言われた好ゲーム。結果は川崎圧勝の0-4。

試合の結果をわけたのは、山根視来選手のポジショニング。この日の山根選手は、ほとんど全然に顔をだしておらず、全く目立っていませんでした。裏のスペースを使わせないことを徹底したから。それにより、相馬選手は無力化され、名古屋としても、マテウス選手頼みになってしまい、マテウス選手は、主に谷口選手につぶされ、こちらも、ほぼ無力化されてしまったというところです。

ゴールデンウィーク中に、今度は、川崎ホームの等々力陸上競技場で同一カード。名古屋としては、サイドバックを使った攻撃をしない限り、豊田スタジアムでの結果の二の舞になりそうです。とはいえ、サイドバックを使った攻撃は、三笘選手、家長選手をフリーにする時間を増やしてしまうことになり、特徴である固い守備をある程度あきらめる必要があるので、悩ましいところだと思います。

浦和vs大分戦を観て思う、風間八宏氏「止めて蹴る」は何が違うのか?知りたいところ。

現在、川崎フロンターレの強さの理由の1つが風間八宏氏が監督時代に植え付けた「止めて蹴る」の足元の技術なのは異論は無いと思います。

「止めて蹴る」を極限まで極めるというのは理解できるのですが、なぜ、他の指導者だとそこまで極められないのか、不思議では仕方ありません。その練習方法もある程度公開されていますし、実際、川崎で風間氏の指導をうけ、他のクラブに移籍した選手も少なくないので、いわゆる「メソッド」は公開されている状態のような気がします。

それなのに、川崎の足元の技術においつけない理由は何なんでしょうね。他チームも、もっと「止めて蹴る」を練習すれば、Jリーグ全体のレベルがあがるのでは?と思います。

というのを、大分 下田北斗選手を観ていての感想ですね。特に、大分の2点目、町田也真人選手が決めたゴールの縦パス、町田選手はトラップミスしましたが、浦和槙野選手の対応に運が無く、町田選手の前にこぼれてきてしまった場面など、川崎の選手であればかなりの確率でトラップできる、つまり止められるのだと思います。

川崎F vs 広島 @等々力

どちらも勝ち点を落としたというよりは、1を拾ったというゲームでしたね。広島の脅威は予想通りジュニオールサントス選手。川崎に限らずボール持って押し込むチームとしては、押し込んだ時の後ろ側の広大なスペースで彼を自由にさせると危険というのがよくわかった試合でした。ジェジエウ選手でも止められていなかったですし、2回目の1対1の場面では、広島がPKを取得していてもおかしくなかったと思います。

川崎としては、問題ふたつ。

ひとつめは、谷口彰悟選手の守備の軽さ。広島の得点シーンで、ジュニオールサントス選手に対して、スランディングした場面。スライディングすべきだったかどうか?は結果論なので、スライディングしたことについては、特に問題にならないですが、そのあと、すぐに立ち上がってカバーに行っていれば、森島司選手のゴールは無かったかもしれません。ジュニオールサントス選手の2回目の突破時ももっとスプリントしておけば!と思いました。このあたりは、谷口選手自身も反省していると思います。

ふたつめは、攻撃陣のセカンドオプション。小林悠選手、長谷川竜也選手、知念慶選手、残念ながらこの組み合わせではファーストチョイスと比較するとかなりの戦力ダウンな感が否めないですね。特に、長谷川選手・知念選手は、ここがガンバリどころのなのは、福岡戦からの引き続きの課題。旗手怜央選手が帰ってくると、小林・旗手・長谷川という布陣になるのかもしれないですが、攻撃陣の組み合わせは、この休み中に、もう少しイロイロ試した方が良い感じはします。

川崎Fvs福岡@等々力

川崎は序盤苦しみましたが、結果3得点でいつものパターンかという感じですね。対昇格組ということ、中二日での試合ということもあり、前線のメンバーを入れ替え。

長谷川竜也選手は、ポジション的に三笘選手と比較されるのでかわいそうな面もありますが、スタメンであれば、得点という結果が欲しかったところ。小林悠選手が決められなかったセンタリングは良かった。

知念慶選手は、ほぼ背水の陣。このゲームでは、1点取ったので首の皮一枚繋がっている感じ。ポジション的にCBのみなってしまうので、このポジションも比べる相手がダミアン選手というところもありますが、もうすこし、全然で溜めを作れないと、かなりキビしい。技術はともかく、ダミアン選手があれだけ前線からチェイスしているのだから、少なくとも、その走力の部分では、ダミアン選手を上回る必要がある。アリバイっぽいチェイスが気になる。ムダ走りがイヤというのもわかるので、後ろの選手と連動して守備にいけるスイッチの入れ方を勉強してトライしてみてほしい。
彼がCBしかできないというトバッチリとして、小林悠選手が右で起用されるのも、小林選手にとってはかわいそう。小林選手は、CBで出場したいはず。

MoMだった遠野大弥選手。2年前までJFLって、どれだけ成長速度が速いんだよ!って感じですね。川崎レベルに達しています。

FC東京vs川崎F@味スタ

多摩川クラシコ。大方の予想通り、川崎の圧勝。2点取れたのがFC東京としてはプラスな材料でした。

もっとも気になったシーンは3点目。川崎GK丹野選手がペナルティエリア外ギリギリでボールを処理した場面。微妙なシーンでしたが、あとからチェックしても、完全に、ペナルティエリアの中。

そこから、微妙な空気が流れて、中村拓海選手のミスによる三笘選手の得点。あきらかに集中力を欠いていた場面だったと思います。

1点返した直後の3失点目で勝負ついてしまった感があり、FC東京はこういう集中力を欠く時間を無くす必要があると思います。

浦和vs川崎F@等々力

川崎Fの攻略方法と、その攻略方法への対策方法

前半40分過ぎまでスコアレスで進んだ試合。川崎に対して浦和がよく対応しているともいえた試合。杉本健勇選手のシュートがチョンソンリョン選手にはじきとばされていなければ(どちらもすばらしいプレーだった)、展開は異なっていたかもと思える感じでした。

山根選手→小林選手への完璧なセンタリングとヘディングで川崎に点がはいるまでは浦和としては完璧な対応だったと言えるのでないでしょうか。ボール支配率も浦和側の方が高く、川崎としても攻める回数が減っている印象でした。

浦和がとった戦略

難しい戦略ではなく、陣形をととのえつつ、シンプルに前からハメていくという手法としては、簡単、ただし、体力的にはキビしいと言えるモノだったと思います。
なんだかんだで、川崎は最終ラインでボールを持つ時間が長くなると、リズムがでてきて、良い攻撃の回数が増えます。逆にいえば、最終ラインにプレッシャーをかけ続けられると、中盤でのパス回しにほころびがでてくるので、この日の前半40分程度まで、川崎としてはうまくいってないという印象になるんだと思います。

結局は、先制したことにより、浦和は更に圧力をかけざるおえない状況で後半にはいり、たてづづけの失点になるわけですが。

川崎として前からのプレスにどのように対応するか?

このあたりは相手の出方をしっかり見極めることが必要なんでしょうね。フォーメーション、圧力をかけてくる人数、そのあたりをしっかり見極めて、根気よく、プレスの回避を成功させることが大事です。相手からすると、何回かプレスをかけて、川崎側が少し長く蹴らせることに成功すればボールを回収できる可能性は高いです。ウラをかえすと、ここで回収できないと途端にピンチになるというところもありますので両刃の剣ともいえますが。

とはいえ、引いて構えて守るという戦術では、4231時代の川崎であれば、ともかく、433での川崎では、90分という時間を考えると失点する可能性は高いと思います。