2022 J1 清水 vs 川崎F@IAI(2022/05/07)

川崎としては、正直、もう一点とって試合を決めたかった。去年・一昨年なら、そういう展開。とはいえ、脇坂の1点目は川崎らしいパスを繋げて崩してのきれいな形。久しぶりにそういうゴールが観られたのはよかったところ。

清水は、戦術がよくわからない感がここ何年も続いている感じ。鈴木唯人をはじめ、前目の選手の個の能力に頼りすぎているところをなんとかすべき。原輝綺がベンチにもはいっていなかったのが川崎に有利にはたらいたところはあると思う。今年も残留争いに巻き込まれる可能性を感じずにはいられないけれど、ここ数年、残留手段としてつかっていた「困ったときの監督平岡」が今年は使えないので、どうやって残留するのかみもの。IAIは来年も行きたいので是非残留してほしい。

それにしても、IAIは、いわゆるゴール裏席でもゲームが楽しめるので、本当に良いスタジアム。老朽化は気になるところだし、屋根はつけてほしいけれど。

2022 J1 川崎F vs C大阪@等々力

C大阪の大勝。結果的には、谷口のパスミスが原因の1失点目がこのゲームの行方を決めてしまった格好。3失点目も谷口のミス。この試合は残念ながら谷口がゲームを壊してしまった。もちろん、乾、山田の決定力も素晴らしかった。

2022J1第四節 川崎F vs 名古屋 @等々力

どっちが勝ってもおかしくない試合。名古屋からすれば、川崎にボールを持たせておいてカウンター狙い。シュート数・枠内シュート数は名古屋の方が上だし。

この試合特に目立ったのは橘田健人。今年のJリーグ、前半の目玉なのは間違いない。川崎目線でいえば、橘田が居ない時にどうするのか?が鍵になる。橘田が居ない時は、大島・シミッチを使っていたが、機能していなかった。大島はアンカーというより一列前でプレーした方がよいし、シミッチは悪くは無いのだけど、攻撃の広がりが少ない感じ。
松井蓮之・瀬古樹への期待は大きいけれど、控えにも入ってないのでまだまだなのかも。特に瀬古樹は控えに回るために移籍してきたわけではないだろうから早めに存在感だしてほしいところ。

2022J1第三節 G大阪 vs 川崎F @パナスタ

仕事する!小林悠!

一部、小林悠のプレーを非難する声もあるようだが、プロとしてはまっとうなプレー。

石川慧にとっては、重すぎるミス。集中力が切れた瞬間だったのだろうね。

にしても、川崎は家長が居るのと居ないのとでは、全くチームが変わってしまう。これは三連覇には大きな問題。

2022J1第十節 川崎F vs 浦和 @等々力

正直、どちらが勝ってもおかしくないゲーム。川崎の大きな勝因の1つは、いつもながらだが、チョン・ソンリョン。失点してもおかしくない場面で、しっかり、防ぎきる能力は流石。

脇坂は、まだまだ14番を背負うほどケンゴほどスーパーではないが要所要所で前を向くプレーはすばらしい。

塚川のSBは、今後、定着する可能性あり。不慣れな中でのプレーとしてよく防ぎきったし、攻撃時のタッチラインを背負ったプレーも悪くなかった。

浦和は馬渡頼みのところが少なくなさ過ぎ。酒井宏樹はもうちょっと攻撃に関与すべし。

浦和サポ、DAZN観戦ですら、ところどころチャントが聞こえる。歌っている輩は、ホームもアウェイも出禁にすべき。

2022J1第二節 鹿島 vs川崎F @カシマスタジアム

中6日の鹿島vs中2日の川崎F、当然、鹿島有利。

前半は川崎Fペースで2得点。後半は、中二日というのもあるのか?!鹿島が押し込む展開。

鹿島的には、CB関川選手が、相手チームからの狙い所だってことがあからさまにバレたのを今後どうしていくのか気になるところ。

2022J1第一節川崎F vs FC東京@等々力

どちらもモヤモヤが残るゲーム。シュート数、パス数、パス成功率、ポゼッション、ここ数年であれば、これらの項目すべて川崎Fが優勢であったのに、この試合は、すべて東京。東京の監督交代がその要因のひとつなのは間違いないが、川崎の総合力が落ちてるとも思えたゲーム。

しかし、結果は1-0で川崎の勝利。

FC東京としたら勝てなかったけれど、今後に繋がると思える結果。川崎Fとしては、勝ったけど今後が不安になる結果。

普通に考えれば、収穫があったのは東京の側にみえる。しかし、次のゲームの勝敗にプレッシャーを感じるのは東京の方。内容が良く結果がついてこない状況が続くと、改善ポイントがみえてこない。もちろん、シーズンまだ一試合目、チーム力はこれからあがるのは当然なのだが、勝てないと今の状況を続けていくことに不安を感じるようになる。

対して川崎。フジフィルムカップに引き続き内容のよくないゲーム。しかし、勝ち点3。これは大きい。明確な改善ポイントがみえているだけに対応しやすい。スタッツの状況が昨年と大きく変わっているのは、試合の進め方が変わっているから。DFラインでボールを回すことがほとんど無く、すぐに前線にボールを預けられるので、ボールを握っている時間は短くなるし、パス数は少なくなる。

注目するのは走行距離の少なさ。通常、ポゼッション率が下がると、守備に走らされるので、走行距離は伸びる傾向にあるのに、川崎の走行距離は東京よりも少ない。それは、東京がボールを握っているのに攻撃できていない証拠ともいえる。川崎からしたら、勝つべき試合運びで勝ったともいえるかもしれない。ただ、ジェジエウをはじめ、駒が揃わない序盤をどう切り抜けるか?が川崎のポイントかもしれない。

東京は、次のジュビロ戦に敗戦。もしくは、0-0スコアレスドローなんてことになると、よりプレッシャーがかかる状態になる可能性がある。

大分トリニータvs鹿島アントラーズ@昭和電工ドーム大分

勝ち点3への筋道が中々見えない大分と監督解任ブーストが終わった感のある鹿島の戦いでした。

鹿島は前からプレッシャーかけにいかないので、大分は最終ラインでボ-ルが回せました。それによってリズムが作れたので、大分らしい戦略がみせられたと思います。得点力不足は相変わらずですが、そのあたりは、野村直輝選手、下田北斗選手がケガからの復帰が待たれるのと、夏の移籍でフォワードを獲得できるか?ってところにポイントがあるかと思います。

鹿島はエヴェラウドの不調が大きく響いてますね。横浜FMには勝てるのに、大分に引き分けっていうのは、引いた相手を崩すための方法が乏しいということだと思います。
今のママでは、ACL圏内もキビしいと思われます。

ベストイレブン2020結果感想と2021年も川崎の年になる予感の理由

リーグ戦の結果からすれば順当だったのだろうけど、川崎から過去最多の9名がベストイレブン。優秀選手33名中13人が川崎からというのも11人の競技人数ということを考慮すれば異常。5人交代枠というところの影響が大きかったとは思う。

この中で嬉しかったのはどちらかというと地味な存在である山根視来選手と登里享平選手のベストイレブン受賞。2人には失礼なコメントになってしまうが、川崎以外では、優秀選手にも入る可能性が低かったと思う。もちろん、チームプレーが大事な競技では、個々の能力が評価のすべてではないが、本人達の力以上の結果を出せた原因は、今期の川崎の総合力の高さだったと思う。

そして2021年シーズン。9名の川崎ベストイレブンで何人がそのまま在席するのだろうか?というところが来季の成績に大きく影響するのは間違いない。国内移籍はよっぼど大金積まれない限りありえないし、コロナの影響を考えたら、国内チームが川崎から引き抜くのはあまり考えにくい。可能性があるのは、田中碧選手、三笘薫選手、守田英正選手の海外移籍。とはいえ、これもコロナの影響で、通常の年よりも、可能性が低くなるだろうし、海外ならどこでも良いということもないだろうとは思う。移籍があるとすれば夏以降かな?とは思う。海外という観点では、旗手怜央選手の海外移籍の可能性もあると思う。

もうひとつ、川崎の来季の成績がある程度上位予想ができる要因の1つが、今回のベストイレブンのポジション。至上最高得点をとったチームなのに、ベストイレブンは、GK、DF、MFの9名で、FWから選ばれてないという点。単純に守備の安定し、その点、ある程度、来季も計算できるはずで、大崩れしないことが予想できる。

逆に狙われポイントとしては、優秀選手には選ばれてない選手。具体的には、山村和也選手、長谷川達也選手、下田北斗選手、車屋紳太郎選手、齋藤学選手の去就。海外移籍はないだろうが、他チームであれば、スタメンを張れるメンバーなので、出場機会を求めて、国内移籍の可能性はあると思う。川崎からしたら、このメンバーが抜けたとすると、同等レベルもしくはそれ以上の選手を獲得するのは困難だし、仮に獲得できたとして、すぐに川崎にフィットできるとも思えないので、川崎包囲網をつくるなら、他のチームは、このあたりのメンバーの獲得を目指すのがよいかもしれない。

2020年12月16日 川崎vs浦和@等々力陸上競技場、2020年のフロンターレの崩し方

今年のフロンターレ、本当に穴が少ないチームでしたね。この試合も、浦和がPKで先制するも、後半たたみかけて、守田選手のJリーグ初得点、三笘選手の新人最多に並ぶヘディングでの得点、憲剛選手、小林悠選手の阿吽の呼吸のノールックでの川崎らしい得点での完勝。試合通して、浦和が勝てる要素は本当に少なく、順当な結果だったでしょう。

33節終わって、川崎は3敗。相手は、名古屋、札幌、大分。大分戦は早い段階での10人での戦いになったこともあり、あまり参考にはならないですが、名古屋・札幌については、戦い方に多少の共通点、兎に角前からプレッシャーというのがあったかと思います。

兎に角プレッシャーを欠け、ミスを誘って先制、その後、その1点を守るというのが現実的な川崎対策だと思います。うまく先制できなければ、体力削られるだけで後半持たないし、疲労が溜まれば、次節への影響もあるので、諸刃の剣という気もしますが、短期的に勝利するなら、その方法が現実的だったのが2020年だと言えるでしょう。

では、最終節で対戦する柏はどうでしょうか?前からプレッシャーに来るのか?うまくはめられるのか?残念ながら、オルンガ選手の守備では、おそらく難しいでしょう。実際、第4節で対戦したときには、オルンガ選手は全く機能せず、前半交代になっています。柏からすれば、コロナでの練習不足等を理由にしているかもしれませんが、それは、どのチームも同じ。その後の試合でも、オルンガ選手が守備で貢献しているところは、あまり目立って無いような気がします。(柏の試合を全部観ているわけではないですが)。